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英語学習の第一歩はTOEICがおススメ

皆さん、こんにちは。

ときどき英語学習にも触れています。

純ジャパながら、縁があって今はアメリカ駐在。

英語を使って仕事が出来ているなんて、昔は考えられなかった。

今もオンライン英会話でトレーニングをしながらですが。

日本で「英語と言えばTOEIC」と言っても良いほど、市民権を得ていますね。TOEIC。

お約束のご批判は「日本と韓国以外では、誰も知らない資格」。
現在、正確なデータは開示されていませんが、日本と韓国からの受験者が7割を占めるとも言われていました。


資格の価値

私は英語に限らず、いくつかの資格を取得して来ました。
そんな経験から、資格には3つの価値があると思っています。

1 特殊技能の実施権限を得る
2 自己技能を客観的に示す
3 勉強のモチベーション維持

1点目は言うまでもない、本来の目的でしょうね。国家資格がこれに該当します。
私が取得したプロフェッショナルエンジニアも図面などを承認するために必要な資格です。

2点目は認証資格や民間資格でも可能です。
もちろん国家資格も使えます。
いわゆる「履歴書でアピールできるか」というものですね。
英検、TOEICもここに入ってくるでしょう。
だから大学生が受験するわけですよね。

3点目は、この目的のためだけに受験する人は少ないでしょうが、現実的な価値になり得ます。なぜなら、勉強というのは終わりのない営みなので、モチベーションを維持することが本当に難しい。
世間で言われる「頭がいい」人は、勉強のモチベーション維持が上手い人だと思っています。継続していれば、必ずうまくなる。

英語学習者のレベル次第ではありますが、
特に初学者の場合、私個人としては、やっぱりTOEICを勧めたい。

もし目の前に、TOEICの勉強に迷いがある人がいるならば、
私はこう言いたいです。

「大学生をやり直せるとしても、またTOEICの勉強をします」と。

英語上達の鍵

英語は生涯学習だと信じています。
多くの英語上級者もこのように述べています。

このようなコメントからも分かるように、
英語上達の鍵は、唯一「継続すること」ではないでしょうか。

近年は、習慣化ブームですね。

世界的な大ベストセラーAtomic Habitはもちろん、
色々な著者が習慣化を書籍にして、SNSでも盛んに推奨されています。

もちろんそれらのコツが習慣化の一歩です。

私も実践しています。

しかし、勉強の継続は甘いものではありません

断言しても良い。毎日、日記を書く、などの習慣とは別次元です。
特に私のような普通の人にとっては。

私がこれまでの人生で感じてきた勉強のコツ。

コツと言うか、心構えは一つだけ。

いつか自分は達成できると信じられる心」を持つことです。

ある人は、親から褒められてきた過去かもしれない。
受験勉強の成功かもしれない。
スポーツに打ち込んできた歴史かもしれない。

結局、成功体験を積んで、自分で自分を信じるしかありません

既に信じられてる人は構いません。
すぐにアメリカに留学したり、洋画を見まくって
本来の目的のコミュニケーション力を最初から磨けば良いでしょう。

目的に直線的に向かう努力は間違いなく最も効率的です。

でも、そうじゃない人だっている。

いつか英語を話したい。

でも、恥ずかしい思いをたくさんしてきた。
惨めな思いを味わってきた。
SNSで、Youtubeで勉強法を紹介している人は凄すぎて、
一旦試してみるものの、すぐに挫折してしまう。

「あの人たちは出来るけど、私は無理なんだ」

という気持ちとともに。

私もそんな人間だったから、よく分かります。

そんな人たちの第一歩には、やはりTOEICを推したい。

TOEICの特徴

TOEICは極めて「とっつき易い」テストです。

理由は3つあります。

  1. 圧倒的な知名度がある(日本の場合)

  2. 対策本がたくさんある

  3. 実施回数と会場が多い

1 圧倒的な知名度

一点目は重要です。モチベーションに関わってきますから。
「TOEIC受けます」と言えば老若男女、誰でもわかる。

上司にも説明しやすいし、家族だって分かり易い。
「なんで?」「それ何?」とか聞いてくる輩はいません。

地味ですが、大事です。

こうゆう細部のリアルなところに気が回らないと、
結局挫折してしまう。

イチイチ聞かれるって本当に面倒。

表情で「それなんか良いことでもあるの?」と
言われるのも、効いてきます。

めちゃくちゃみなぎってるときは、良いんです。
でも勉強って山あり谷ありですからね。

谷のときに、面倒なこと言われると折れちゃうんです。それは避けねばなりません。

周りに同じような境遇の人が多いのもポジティブ。
頑張る動機になりますね。

人は一人だと不安です。みんなでやっていれば自信が持てます。

私はプロフェッショナルエンジニア(米国技術士)などと言うスーパーマニアックな資格を取ったので分かります。

その孤独感たるや。

何度か勉強も中断しましたね。。。

2 対策法の充実

正しい努力をすれば、結果は得られる。
問題は正しい努力の方法が分からないことです。

勉強を始めたての頃は、
どれが適切な勉強方法か勘が働かない。

これが問題です。

日本の英語教育の最大の課題は、勉強方法が多すぎることだと思います。

  • 同じ問題集を何度でもやれ

  • 書いて暗記する派、読んで暗記する派

  • スキマ時間を活用せよ

  • NHKラジオ英会話の歴史を体感しよう

  • AIと会話するのが至高

  • 音読乱読に勝るものなし

  • シャドーイングだけで十分

などなど。

おびただしい種類が提案されています。

親切設計の受験勉強で鍛えてきた(道を選ぶ力が鍛えられていない)我々にとって、この選択肢の多さはハード過ぎます。

それでもなお、仮に「TOEICに絞れば」、
勉強方法やテキストはかなり限定することが出来ます。

攻略法は明確で、そのルートも非常に丁寧に示されています。

受験英語の延長線上のTOEICで一旦、自信をつけましょう。

TOEICは海外での知名度は置いておいて、
私のアメリカでの経験上、以下の様に感じます。

  • TOEICで勉強した単語は日常、ビジネスで頻出

  • リーディングのような広告はよく見る

したがって、目標に対して直線的な努力とは言えないかもしれませんが、
基礎力の向上としては十分に価値があると思います。

3 実施回数と会場が多い

これは、解説不要ですね。
社会人は時間がありません。

1と同様に、こういった便利さは「継続する上で」非常に重要ですよ。
勉強を始める際は、モチベーションが高いので
「多少不便でも大丈夫!!」とか思いがちですが、
その魔法はすぐに解けます。

現実を見て勉強を始めましょう。

TOEICとの付き合い方

これまで述べてきたように、
TOEICは一生付き合っていくような勉強ではなく、自信をつけるための最初のステップとして最高の資格です。

満点を継続して何度とれるか?という
楽しみ方もアリ(自由)ですが、

最終的に英語でコミュニケーションが取れることを目指すのであれば、
その様なアプローチではないと思います。

例えば800点、900点、辺りを目標として、
それが達成できた際には、めでたく卒業するのが良いと思います。

TOEIC界での超有名な先生、中村澄子さんもおっしゃっています。

「ある程度の高得点取ったらTOEICは卒業して、仕事で使える勉強にシフトすべき」

100%同意です。
首がもげるほど肯きたい。

私は、大学生のときは英語を話すのが嫌でした。
前の日からドキドキするような生徒でした。

でも、TOEICで800点を取って
「純ジャパの中では決して劣っていない」と思って、中国からの留学生とカタコト英語を話したりできました。

その後、900点を取って
英語での会議でも少しだけ大きな声で話すことが出来ました。

今は、アメリカに来て
まだまだカタコトですが、勇気を持って、自分の言葉で主張することが出来ています。

小さな自信という核(コア)を持って、一歩ずつ努力を広げていく。

出来ること、出来ないこと、が分かってくる。

そうやって、勉強法への感性も磨いていくのだと思います。

英語を毎日努力されている人へ届くことを願って。

Have a good day!








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