投資用マンション営業担当一人の恐怖
投資用マンションの購入は、大きなリターンを期待できる一方で、リスクも伴います。そのリスクの一つが、「一人の営業担当に全てを任せてしまう」という状況です。このテーマは、投資を始めたばかりの方にとっては特に重要です。私自身、多くの不動産投資家や営業マンと接してきましたが、この「一人の営業マンから購入するリスクと恐怖」については、実際にあった話を元に検証してみます。
全てを任せた結果の怖さ
まず最初に、営業担当一人からすべての投資物件を購入することが、どれだけリスキーかを見ていきましょう。不動産投資業界は、優れたプランニングが必須とされますが、現実には「買えるだけ買わせる」というビジネスモデルが存在します。営業マンは、投資家にできるだけ多くの物件を売り込むことが仕事であり、それが彼らの成果評価基準になっている場合もあります。
多くの物件を勧めること自体は問題ありませんが、問題は「投資家の資産状況やリスク耐性を十分に考慮していない場合」です。サラリーマンの信用を最大限に使って融資を引き出し、その結果、借金が膨らみすぎて身動きが取れなくなることもあります。また、融資枠をパンパンに使い切ってしまうことは、後々の資産形成や自宅の購入に悪影響を及ぼすことがあります。
実際、2020年頃から住宅ローンの審査基準が厳しくなり、投資マンションの借入があると自宅の購入が難しくなるケースが増えてきました。これは、金融機関が投資物件を保有していることを返済比率に組み込むようになったからです。つまり、一度融資枠を使い切ってしまうと、その後の資産形成が非常に困難になる可能性があります。
セカンドオピニオンの重要性
一人の営業マンだけを信頼し、全てを任せてしまうことの怖さは、この業界に詳しい人なら誰しもが理解しているでしょう。多くの営業マンは親身になって話を聞いてくれ、信頼できるように感じますが、必ずしも彼らの提案が最良であるとは限りません。
ここで重要なのが、セカンドオピニオンです。医療の世界でもよく言われることですが、不動産投資の世界でも他の意見を聞くことが大切です。特に、投資マンション業界は営業マンの経験や知識に差が大きいため、複数の意見を比較することが成功の鍵です。
ただし、ここで気を付けるべき点は、投資の知識がない人に相談しても意味がないということです。不動産業界の中でも、投資マンションに詳しくない人が多く、一般的な意見に流されてしまう可能性があります。的外れなアドバイスを受けることもあるため、専門的な知識を持つ人に相談することが重要です。
余談ですが私は飼い猫が難病になってしまい原因不明から病気の予測に辿り着くまでフォースオピニオンまでしました。動物病院の先生ですらはっきりわからないこともあり最後の4番目の先生は学会でこのような動きを見たことがあると私は動画を撮っておいて良かったと思いました。優秀な先生でもみつからないこともあるのです。
投資マンション業界の裏側
投資マンション業界は、時に「悪徳業者」などと揶揄されることもあります。それは、この業界に一部の悪質な営業マンがいるからです。彼らは、投資家の資産状況を無視し、無理に物件を売り込むことがあります。これが、業界全体のイメージを悪化させる原因となっています。
とはいえ、全ての営業マンが悪いわけではありません。かわいい営業マン、頼りになる営業マン、親身な営業マンなど、信頼できる営業マンも多く存在します。しかし、営業マンの中には、十分な知識がない者もいれば、逆に過剰に物件を売り込む者もいます。そのため、営業マンの経歴や資格、実績をよく確認することが大切です。
営業マンの背景を見極めるためのポイントとして、以下の資格や経験が参考になるでしょう。
宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナー
賃貸不動産経営管理士
管理業務主任者
マンション管理士
これらの資格を持っている営業マンであれば、一定の知識とスキルを持っていると考えられます。しかし、これだけで完全に信頼できるかどうかはわかりません。モラルとプレッシャーの天秤を釣り合わせることが出来るか。傾けてしまうかは営業マン次第。最終的には、営業マンの提案内容や、自分自身で調査した結果をもとに判断することが重要です。
投資の見極め方
最も重要なポイントは、自分の資産状況やリスク耐性をしっかりと把握することです。一人の営業マンに全てを任せるのではなく、自分で情報を集め、冷静に判断する力が必要です。
まず、投資物件を購入する前に、以下の点を確認しましょう。
返済比率: 融資を受ける際の返済比率が、将来的な資産形成や自宅購入にどのような影響を与えるかを考慮すること。
市場の動向: 投資用マンション市場がどのように変動しているか、そして今後の見通しはどうか。
リスク分散: 複数の物件に投資する場合、一つの営業マンだけに依存せず、リスクを分散させることが重要です。
まとめ
一人の営業マンからすべての投資物件を購入することのリスクと、その背後にある恐怖について見てきました。営業マンが親身であったり、信頼できるように感じても、最終的には自分で判断することが求められます。不動産投資は長期的な資産形成の一環として行われるべきものであり、無理に物件を購入することが目的ではありません。
しっかりと情報を収集し、複数の意見を取り入れながら、自分にとって最良の投資を行いましょう。
信用できる営業マンが数人いたらなんて頼もしいでしょう。
評論家な営業マンから実践家の営業マン正しいことがわかりにくいので皆様が混乱するかと思います。
私もオーナーですが所有してわかることもあるのでいろんなタイプのつながりを持つのも良いのではと思います。
有料でセカンドオピニオンもやっておりますので気になる方はコメント下さいませ。
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