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『武内陶子のお寺deトーク「テライブ」~いのちの泉をもとめて~』(青松寺 大門)

【内容】
NHKの元アナウンサーの武内陶子と、人工知能・感性研究者の黒川伊保子が、人工知能について語るイベント。


【感想】
なんとなくネット検索していたら、面白そうなイベントやっていたので行ってみることにしました。
NHKの元アナウンサーの武内陶子さんが、お寺で色んな人を読んで話を聞くというイベントでした。NHKを退職したばかりだそうですが、ザッNHKの女子アナウンサー的な喋りで、現役感バリバリでした。
人工知能・感性研究者の黒川伊保子さんも、65歳だそうですが、現役で会社経営して講演会を沢山こなしているということで、現役感バリバリでした。

NHKニュースで、武内さんの同僚のアナウンサーの声をサンプリングしたもので、今回の都知事選の政党からの酷い文面を読み上げていて、なかなかな気持ちになったのだとか…

黒川さんのAIについての語りで興味深いと感じたのは…
これからのイラストレーターの仕事は、生成AIを使うことを前提にすると、対話力になっていくのではないか…
しかし、イラストレーターは手を動かすことで小脳が働くので、発想やイメージを司る小脳を働かさせることが出来る。それは、営業や販売なども同じである。
経営者相手に講演をしている内容として、経営者にそうした話をしているとのこと。
美大生には、例え生成AIでイラストを納品するようになっても、実際に手を動かすことをやめないで欲しい。それが、想像のための泉になるのだと…
人間は経験値によって作られる装置…
人間は56歳までに完成されて、それから28年間でアウトプットしていく。
時と経験の積み重ねに関する言論は色々とありますが、わりと現実的な落とし所が語られているように感じました。

話しやすそうな回だったので、終わり際に生成AI以降のオリジナリティについて、どう考えるかと言った質問に、丁寧に答えて貰えたりもしました。久しぶりに、ちょっとドキドキしました。

https://seishoji.jp/tenpourin/oteradetalk.html

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