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なぜ僕はタイでもモテなかったのか。(前編)

みなさんこんにちは、テントのテントです。


最近暑いですね〜。40度超えるところも出てきていますが、
みなさんはこの暑さの中どのようにお過ごしでしょうか。


こんなに暑いと僕なんかはこう思ってしまいます。

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そうです。
暑すぎて学生の頃友人と行ったバンコクをついつい思い出してしまうのです。

空港を出た瞬間に全身にまとわりつく熱気、半袖でも滝のように流れ出る汗。

普通、学生の頃友人といった旅行といえばいい思い出が多いと思います。

しかし、僕はバンコクにはあまりいい思い出がないのです。


なぜなら、
バンコクでもびっくりするくらいモテなかったからです!!!!!


もう一度言わせてください。

バンコクでもびっくりするくらいモテなかったからです!!!!!






僕は自他共に認めるフツメンで、日本においても特段の「モテ」を経験してきませんでした。

しかし、ある日、僕の友人がこういったのです。
「俺、タイ行ったらモテモテやったわ笑 特にバンコクは最高やった!!」

その友人はお世辞にもイケメンと呼べる類の人種ではなく、言ってしまえば僕と同じフツメンでした。

その友人が、タイに行くとモテモテだというではないですか!!!!

フツメンの僕にも多少の「モテたい欲」はあります。

詳しく聞くと、タイの歓楽街(風○街)での出来事みたいなのですが、そんなことはもう関係ありません!!!


早速男友達3人を誘ってその足で飛行機に飛び乗りタイへと向かいます。





バンコクに到着しました。

空港をでた途端に熱風が全身を襲います。
「ナンジャコノアツサ。。。( ゚д゚)」と面食らいますが、こんなとこで止まっている場合ではありません。

すぐに目的の地(聖地・性地)へと向かいます。


そこは、、、、、、、、、、







ソイカウボーイです!!!!!!!

引用:【2020年体験記】バンコクのソイカウボーイが夜遊びに熱すぎ!高評価の5店とボッタクリ5店を紹介!

ソイカウボーイとは、タイでも有数の歓楽街で、世界各地から色んな人が夜遊びに訪れる場所です。




ソイカウボーイに一歩足を踏み入れるとそこには見たこともないような世界が広がっていました。

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ネオンで照らされた世界の中、至る所でセクシーな姿をしたお姉ちゃん達が体を寄せて客引きをしているではありませんか!!!!!

いざソイカウボーイに足を踏み入れると、あまりの迫力に圧倒されて急にヒヨってしまうあたり僕の陰キャぶりを表していて非常にダサいのですが、4人の中で非常にイケイケなAくんの先導の元、ズンズン進んでいきます。。。

すると、次第に人通りが少なくなってきて、
両サイドに際どいマッサージ店(マッサージするとは言ってない)、その前に客引きのセクシーな格好をしたお姉ちゃん達
そして通行人は僕たちだけ
というまさにハーレムのような状況が訪れました。


僕は確信しました。
このまま進んでいくと、
姉A「キャーーーオニサンカッコイイヨーーーー!!!コッチコッチーー!」
姉B「オニサンコッチヨコッチー!!!キャーーーーーー!!!!」
姉C「コッチヨー!!キャー!!オニサンカッコイイ!!!!」
僕「おいおい、、、みんな綺麗で選べるわけねぇだろ、、、参ったなこりゃ〜〜」

ってなるやつや!!!!!!!!!
僕が思い描いていた通りの景色が見れるやつや!!!!!!!!!!!!!!!

と思い、溢れるニヤニヤがバレぬよう、期待に胸を膨らませて先陣を切って進むと、




「キャーーーーー!!!!!コッチコッチーーーーーー!!!!!」


僕(キタキタキタァァァァ!!!!!)

僕は「ついに来たぞ、ついに来たんだこの瞬間がぁぁぁ!!!!」と思い半沢直樹ばりのキリッとした表情で顔をあげます。



しかし、なんと僕の周りにはお姉さんは一人もいないのです。。。



ではさっきの黄色い歓声は何だったのでしょうか。


何やら後ろの方がガヤガヤしているので振り返ってみます。

すると、、、、、




友人A「ちょっと、ヤバいんだけど!!めっちゃ囲まれてる!!!!」

とニヤニヤする友人Aの姿があるではないですか!!!!!!!


何と、そこにいたお姉さんのほとんどが、超絶イケメンの友人Aの元へと一目散に駆け寄って行ったため、僕のところへは一人も来なかったのです!!!!!!!


何と、日本でモテモテの友人Aはタイでも圧倒的にモテモテだったのです!!!!!!



おい!!!「テントはタイだとすごいモテそう〜」とか無責任なことを言ったやつ出てこい!!!!!!
日本でもタイでもゴリゴリに非モテやないかい!!!!!!!!!!!

と心の声がつい表に出てしまいそうになりました。


せめて友人Aの後ろを歩いていれば、彼のおこぼれハーレムをいただけたかもしれません。。。

しかし僕はここでは諦めませんでした。
わざとらしく大きな声で、「友人A〜、なんか大変そうなや〜笑」と言って、
「ワイもおるんやで!!!一人くらいこっちおいでや〜!!!!」とアピールをします。
何人かのお姉ちゃんが僕の方をチラッとみます。それでもやはりお姉ちゃんは誰一人として僕の方へは来ませんでした。。。

確か観光ガイドでも、この通りは「キャッチのお姉さんの勧誘がすごい!」と書いてあったような気がしますが、そんな道をびっくりするほど抵抗なく通行できてしまったではありませんか。



ニヤニヤした友人Aはそのまま夜の闇に消えて行ってしまったので、残されたメンバーは何ともやるせない気持ちになりホテルに戻ることにしました。

手ぶらで帰るのでもアレなので帰り道にあったコンビニでスプライトを買ってホテルで乾杯しました。


ハーレムに憧れるくせに、ソイカウボーイの雰囲気に圧倒されて自分からお姉ちゃん達の中に飛び込むことはできない、そんなチキンボーイ達の間に何とも言えない空気が部屋に流れるなか、バンコクの空気ですっかり生温くなってしまったスプライトを喉に流し込みました。
後にも先にもあんなにほろ苦いスプライトはあの時だけではないかと思います。



これから暑い夏が来るたびにバンコクの苦い夜を思い出すのだろうか、
そんなことを思いながら久しぶりに飲んだスプライトは少しだけ甘い味がしました。




後編に続くので、そちらも読んでいただけると嬉しいです!

それではまた。

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