点滴跡で


"あの風"プロジェクトの方でサバイバー短歌チャレンジという企画が始まりました。

毎週がんサバイバーなら誰しも経験があるようなシュチュエーションをテーマにした短歌を詠むという企画です。

今週のテーマは注射、点滴です。

ということで私も早速1つ。

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針の跡 日々薄くなり やがて消え 袖を捲って つのる寂しさ

これは抗がん剤等でルートを取るのですが、ルートを抜いた跡腕に残った跡のことを詠んでみました。

腕に残った傷痕が昨年のこれくらいの時期は少し暑くなってきて腕を捲るとよく見ていて恥ずかしさすらあったのに、抗がん剤終了一年以上も経つとだいぶ薄くなって消えてきている物もあって、私的には頑張った勲章のような気がして傷痕は嫌だったけれど見ると少し元気が出てくる物だったので今は寂しく感じています。

あの時の辛さやしんどさや学校に行けなくて悲しかったり友人達と自分から会いにいくことができず寂しかったり受験勉強が出来ず苦しかったり、あの頃の気持ちは心から消さないように生きていけたらいいなと思っています。

毎週こんな風に短歌をUPしていくと思います。
なので短編小説はまた少し期間が空いてしまうかもしれませんが、満足いくものが書けたら載せたいと思います。

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