ベンチャー転職で後悔しないために!対策編
こんにちは、転職できるくんの川邉です。
朝夕が冷え込むようになってきて、部屋ではエアコンも付けなくなりました。
一番体調を崩しやすい時でもありますから、秋のおいしいものでも食べてゆっくり過ごしたい日々ですね。
今日の本題である「ベンチャー転職」ですが、40代、50代と「35歳の壁」を超えて転職をする方は視野にいれるひとつの選択肢ですよね。
これからのシャープな成長が見込まれる環境で、今までのキャリアを生かしてプロジェクトの最前線で働いていく。
社風なども含め、全体的に新しい空気感で心機一転打ち込むにはうってつけの環境です。
ただ、せっかく転職したのになんとなく違和感を覚えてしまい、また転職を繰り返してしまう…
という求職者の方もしばしば見ます。
そんな「違和感」はいったいどこからきているのか?
自分に本当にあっているベンチャーを見つけるために知っておきたいことは?
こちらのnoteで解説します。
離職の原因1:待遇面
まず、転職後に初めて知って後悔する原因の一つ、待遇面について見ていきましょう。
◆待遇面のチェックは必須!
転職活動時は、「とにかく転職したい」という一心で活動しているため、肝心の待遇面のチェックを忘れてしまいがちです。
特に、大企業では当たり前だった待遇や制度が、ベンチャー企業では整っていないことももちろんあります。
職種や年収、業務内容などは細かく確認しても、その他の福利厚生や家族手当、企業によって異なる制度についても確認し、自分の生活に合っているのかどうか見極めてください。
転職後に待遇面に不満を感じ、「もっといい待遇の企業を探そう」とさらなる転職を繰り返す人もいるほどです。
離職の原因2:業務面
次に、業務内容での失敗原因について見ていきましょう。
◆業務内容は、大手とは違う!
転職活動の面接では、業務内容について細かいすり合わせをすることになります。
主な業務については理解し、お互いに満足できても、細かな業務については実際に働いてみなければ分からないことも多々あります。
例えば、経費精算の方法や社内の掃除、会議室の予約といった日常の細かなことも、すべて自分でやらなければいけないことがほとんどです。
日常の雑務を一手に引き受けてくれるアシスタントや、来客の応対をしてくれる受付もいない企業もあります。
この業務面については、特に大企業経験者は要注意。
以前は頼むのが当たり前だったことを自分でやらなければいけないのは、最初は面倒に感じると思います。
それでもその環境に慣れていかなければいけません。
ベンチャー企業の魅力は、やりたいと思ったことをすぐ実行できる環境があることです。
さまざまなことが整っていないからこそ、実現できることもあるからです。
「大企業とは違う」と割り切って、細かな雑務も行っていきましょう。
離職の原因3:期待度
次に、企業からの期待度について見ていきましょう。
◆企業には本音と建前がある!
ベンチャー企業に採用されると、社長から「こんなことを期待している」と直接言われることがあります。
社長から直接言葉をかけられれば、頑張ろう!会社に貢献しよう!と思いますよね。
業務をする上での裁量の範囲も大企業などに比べると広く、社長や経営陣も近いため、事業や会社の方針についても意見が言いやすいと思われがちです。
ベンチャーでは「これからもっと会社を大きくするために、変える必要があれば意見をくれ」と言わんばかりの企業が多いのですが、実はそれは建前であることも多いのです。
ベンチャー企業の社長の多くは、収益を上げたり事業を拡大したりする人材は欲しいものの、入社してすぐにこれまでのやり方へ意見をする人材は求めていないことが多いんです。
このあたりは本当に経営者の志向によるところなので、判断が難しいところなのですが…
風通しがよく、意見を言いやすいのがベンチャーの魅力ではありますが、まずは信頼を勝ち取るところから初める必要があります。
転職に失敗しない対策3つ
ベンチャー企業転職後の離職原因を見てきました。
ここではその失敗をしないための対策をまとめます。
●待遇面は整っていないことが多いと割り切る!
ベンチャー企業では、福利厚生や手当など、まだまだ整っていない企業もあります。
転職後に後悔しないためには事前に確認しておくことが肝心ですが、その分仕事の裁量や自由度が高いメリットがあることを考えて、妥協できることだと割り切りましょう!
●細かい雑務も業務のうち!
待遇面と同様に、細かい日常の雑務を自分でこなすのもベンチャー企業ならではのこと。
自分のことは自分でやるという意識を持っておきましょう。
「前職ではこうだったのに…」などと前職と比較してしまうのは転職失敗の素になります。
●まずは信頼を勝ち取る!
ベンチャーでは経営陣との距離が近く、直接社長とコミュニケーションを取ることもできます。
そこで気をつけておきたいのは、「自分がどれだけの成果をあげていて、信頼を受けているのか」です。
いくら社長自ら「意見を出してくれ」と言っていても、信頼のないままこれまでの方針と異なる意見を出せば、採択されず流される可能性もあります。
また、規模の小さい会社だとたとえ正しい意見だとしても、予算や人材の関係でその企業にはできないこともあります。
社長の人となりを観察し、その企業にできることを見極めた上で、意見を出すことを心がける必要があります。
40代でベンチャー企業に転職しようという人は、実績もスキルも兼ね備え、キャリアアップ志向や企業への貢献度も高い場合が多いと言えます。
特に40代という豊富な社会人経験や、大企業での勤務経験を持つ人は注意が必要です。
それまでと違う環境に戸惑い、なかなかなじめずに失敗する人は少なからずいるのが現状です。
転職を機に心機一転、新しいことを何でも受け入れる心構えを持つことこそベンチャーへの転職成功の秘訣です!
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