――だから泣いてよ
どうもです。久しぶり。
または初めましての方もいらっしゃったらうれしいな。
雪が奏でると書いて「すずきかなで」ともうします。
「やりたかった事、やりたい事」が公開されてから数週間が経過しました。
今回、ぼかろP としてデビューしたかなでくんでございますが、ミクちゃんの力もあってか、無名活動者として投稿したにも関わらず、100再生近くいただきました。やれめでたい。
ニコニコの方では米もついて、つべもニコニコも高評価、いいねがそこそこについてました。
つべに関してはチャンネル登録をしてくれる人までいてくださり、ほんと感謝感激雨あられって感じです。
あ、まだ見てない人がいたら、下に動画貼っておくんで見てください。いや、見なさい。
上がYouTubeで下がニコニコです。好きな方で見てね☆
これからは小説のみならず曲の方も投稿していくんで、そこら辺よろしくです。
そんなこんなで今回は、この作品に込めているボクの価値観みたいなものを語っていこうかなと思ってます。
価値観っていうと少し恥ずかしいから、ボクはこんなこと考えながら詩を作ったんだよってことを書いていくくらいに思っておいてほしい
まあ未来のかなでくんが見て思い出せるようにメモってくような感じになっちゃうかもしれないから、そこら辺はご愛敬。
んじゃ早速話してくんだけど、まずこの作品の詩が最初にできたのは、まだ世界の右も左も知らないような、純粋無垢な時代に書いたものだったんよな。
ボクにも純粋無垢な時代はあったんだよ! まあその当時から少し汚れてはいたけど。今ほど真っ黒ではなかったかな。
で、そんなことはまた今度話すからどうでもよくて、そのせいで今(半年くらい前)見直してみたら恥ずかしいことのオンパレード……頭抱えたよね(笑)
だからだいぶ歌詞を変更したりしました。この話は前回のときも少しだけしたかもしれないけど、もっと細かく言うと、二番の歌詞なんて変わりすぎてほとんど原型残ってないっすw
だから少し一番と歌詞の趣旨がずれてるかも知らん。
でもとりあえず、そういうわけで、だいぶ時間を超えて完成した詩だよってことを把握しておいてくれればいいや。その前提の上で聞いてくださいまし。
あ、あとすっかり言い忘れてたけど、僕は言いたい事ここではなんでもはっきりと言うように決めてるんで、それが嫌な方は戻っていただいてどうぞ。どんな文章が来ても大丈夫だよ! って人だけ見てってね
それじゃあ早速。
作中に何度か出てくる言葉
「だから泣いてよ」
のことを語っていきましょっか。
これはもうシンプルにそのままです。つべのコメ欄にも書いたけど、
「クソみたいな世の中だから、泣けなくなっちゃうのはダメだよ」
っていう、これが一番はっきりとボクの伝えたい事が詰まってるかなって感じです。
この言葉をまずはじめに書いたとき、ボクの周りに
「泣きたくても泣けないんだよ」
って言ってきた人がいたんすよ。、
その人はずっと耐えて耐えて。泣くと周りに迷惑かけちゃうし、怒られるからって、ずっと耐えてたら泣けなくなっちゃったらしいんだよね。
その話を聞いて、咄嗟に出たのが、この言葉だった。
その人に一番ボクが願ったのは、泣いてほしいってことだった。
今も昔も、多分これからも、この世界がそこそこに地獄で、クソみたいなことは変わらないと思う。だけど、それに負けて、自分が殺されちゃうのはダメだよ。
だから、自分を守るって意味でも、
自分を守ることで、他の人の生きる意味になるっていう意味でも、
ボクはその人に泣いてほしかった。
でもその人に直接そんなことが言えるような器用な人間じゃなかったから、歌に取り入れてみることにした。
そしたら、この曲を世の中に出す前に、その人はボクの近くからいなくなっちゃったw
まあ詳しいこととかはちょっと離せないんだけど。その人はまだ多分生きてると思います。どこかできっと。
だけど、音信不通で消息不明。もう一年以上も会ってない。だから自分自身も自分の身体もしっかり生きてるような人になっててほしいって、そう願うことしかできない。
だから、この歌がその人にいつか届けばいいなあなんて思います。
あとは、シンプルにあと一回あって、しっかり話がしてみたいですw
っていうのが、初稿段階での「だから泣いてよ」の意味。
じゃあ今はどうなの? って話だよね。今はもちろん、上記の意味もあったりしますよそりゃ。
だけど、少し今は違う感じがするかな。
実はねボク、リアルの知り合いに推しと呼べるような人がいるんですよ。
言い換えると大切な人とか、好きな人とかって言ってもいいね。
でも別にそこそこ仲がいいってだけで、それ以上のことは何もないから「推し」って表現が一番近いのかなって勝手に思ったりしてる。
んで、その人がちょっと前にね、こう言ってたの
「あんまり泣けないなぁ」って
その人はね、自分のやりたい事とか、好きなことに全力な姿がすっごくカッコよくて、その姿に気づいたら惚れてた。
だから、その人に頑張って近づいて、その言葉が聞けたとき、正直少しうれしかった。
「ああ、この人もちゃんと生きてて悩みがあるんだ」って
よくわからんこと考えてた(笑)
だからボクはこの時も同じことを願ってた。
「泣けないで壊れるくらいなら、心枯らすくらいに泣いてほしい」
そう願ってた。今、曲のこの歌詞にボクなりの意味を当てはめるのだとすれば、こっちのほうが大きいと思う。
だから、今のボクがこの詩をなぞったときに思い浮かぶ
「輝いてる頑張り屋なキミ」
は推しの子だし、心配性なボクは、もちろん泣けなくていつか壊れちゃうんじゃないかって心配するボクの姿だと思います。
そんなこんなでボクの中では重要なこのワンフレーズができあがりました。
ただ、間違えてほしくないのは、これはボクの考えであるにすぎないってこと
この曲を歌っているのはボクではありません。初音ミクちゃんです。
なぜ、ボクがボーカロイドを使って作曲したのか、なぜボク自身の声ではダメなのか。
それは、ボク自身の作品に、「正解」というものを作りたくなかったから。
作品って、作り手が創作してはい出来上がりじゃなくて、読み手側の君がこういうことなんだな、って受け取ることによってようやく完成というか、価値のあるものになるってボクは信じてる。
だから、ボクの声で曲を作っちゃうと、ボクの声質とか歌い方に、どうしても感情とか、考えてることとかが入ってきちゃう。それが嫌だった。
だからボクは、まだ人類が温度の感じることのできない存在、ボーカロイドというものを使って、様々な人の、君の解釈や感情を知りたかった。
それと、後は単純に、ボクが完全に完成しているものが嫌いだっていうのも理由かもしれないね。完全なものって、逆に嫌じゃん?
だから、君の境遇で、君が声を届けたい人のための曲になったら、それが一番いいかななんて思ってます。
だから、どの解釈も全部正解だと思う。世の中、芸術に答えを出せるモノなんて存在しないんすよ。
君は君が正解だと思う方、「やりたい」って思う方に進んでいけばいいと思うよ。その先に、きっと美しく、生きづらい世界が待ってると思うから。
ってなわけで、今回はここら辺にしときましょうか。なんせ深夜三時過ぎに書いてるから、自分でもわけわかんなくなってきてる()
でも、そんな文章でも必死に解読して、ここまでついてきてくれてありがとう。また今度、縁があったらまたここに遊びにでも来てほしいな。
ってなわけでそろそろ寝るわ。
んじゃまたどこかで。
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