減塩・無塩を体験してみる。
どんなものか、どうなるのかという興味もあり、世の中で言われているいわゆる「病人食」というタンパク減・無塩減塩という食事を3週間ほど続けてみた。
まずいか?? というと、そうでもない。
私は「素材の味」が好きなので、調味料をドバドバかけたり、やたらいろんなものを混ぜ込んで造る料理よりも、「焼いて塩振る」だけが好きだったりするので、抵抗なく食べれた。むしろ、美味しく感じるものが多かったかもしれない。
食後の胸焼けや満腹疲労のような感もない。
これが数日続くと・・・ちょっとした素材の味の違いに敏感になる。
鮮度もよくわかる。
1番面白かったのが、納豆。
パックの納豆を、タレもカラシもなしで、そのまま混ぜて食べる。
これが意外と美味しい。
昨今、納豆は臭いなし(要は納豆菌の繁殖が弱い?)の納豆とは言い難い、タレの味で豆を食べているだけのものが多く思える。
なので、納豆のみを食べるのはとても新鮮。
ただし、ご飯は進まない(笑笑)
減塩醤油や減塩味噌のような、未練たらしい調味料も使わない。
逆にそんなものの方が怖い。
うちには良い塩も醤油も味噌もありますからね。
意識した「うす味」を体験して、感覚として『心が穏やかになる』的な波動は感じた。(良いか悪いかは別として)
では、それが体に良いのか?? となると、どうだろう・・・。
感覚としては「平坦」な感じで、熱量は無い。
体に良い。というのを何基準で考えるかだが、私は『医学的な健康』は健康とは思っていない。
そもそも対処療法の西洋医学に『滋養』や『食養生』なんて認識は無いわけで、医者が語るのは栄養学の成分の話か学会の論文で否定された成分を叩くぐらいなので、あくまでも「論」であって絶対的なエビデンスにはならないと思う。
医者は必ず「塩」を叩く。
添加物や食材の毒性を叩くことは少なく、塩だけはまるで親の仇のように叩きにくる。
知ってる方は既にご存知だろうが、塩(Nacl)は体の組成の基盤になるもの。
その成分が入ってこないとなると、屋台骨がぐらつくわけで・・・
この話は置いといて。。。
塩を長く摂らないと、、、じわじわと体力が下降線を辿る…ように感じた。
実際に、減塩期間をやめようと思ってやったわけじゃなく、たまたまその日、昼ご飯を外食で摂る事となった。
ショッピングモールの飲食店。
一応、体に優しいかな〜〜と思えるお店を選んで入る。
私が注文したのは「鶏の塩麹焼き」がメインの定食。
これに豆腐サラダ、味噌汁、とろろ、香の物とご飯。
ぱっと見は味も優しそうな感じに見えるが、実際食べてみるとどれもこれも塩辛い。
数日、塩気を取ってないのもあって、どれもこれも塩辛い。
ただ、嫌な味ではない。塩からさが際立つだけで、添加物の嫌味な味は入ってこない。丁寧に作られてる感じ。
その時感じたのは「結構な塩気を一食で摂ってるんだなぁ」と。
減塩や無塩に慣れると、塩気はものすごく感じるようになる。
特に外食となると家庭での調理よりはるかに多い。
医者に言われずとも、毎日これぐらいの塩気を取り続けると確実に味覚は鈍くなるように思う。
食後、店を出てショッピングモールを歩いてて感じたのが、
「カラダが熱い」のと「活気が湧く」というもの。
多分、数週間の減塩無塩でカラダの細胞が渇望していたと思う。
塩を。
それが一気に入ってきたものだから、細胞の各所に速攻で配送されているんだろうなぁ・・。
と感じた(笑笑)
今や、高血圧・糖尿病など「塩と糖」が慢性病の根源とされ、肝臓・腎臓病の対応でもそれらを害悪として減らすか摂らないとしている。
でも、私はそれらの診断をされて、治療をされている方々を見ていて、病に対しての治療というより、逆にカラダの組成を阻害して別の状態に陥っているのではないか?と思ってしまう。
医学至上主義となった世の中で、こんなことを言っても頭がおかしいのは私の方かもしれないが、自分の命を医者の知識にだけ委ねるより、色々と自分でやってみても良いんじゃ無いかと思う。
良いか悪いか、昨今のウイルス騒動がそれをハッキリとわかる世の中にしてくれてるのだから。