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Apple Watchで心臓のリズムがわかる!最新研究が教えてくれること


最近、健康管理のためにスマートウォッチを使う人が増えています。

その中でも、Apple Watchは「心臓のリズム」を確認できるすごい機能がついているって知っていましたか?

今回は、Apple Watchが本当に信頼できるのかを調べた研究をもとに、わかりやすく説明します。


Apple Watchは何がすごい?

普段、心臓の健康を調べるときに使うのは病院の心電図(ECG)という機械です。でも、この検査は短い時間しか記録しないため、心臓のリズムが変な時を見逃すこともあります。

そこで登場したのがApple Watch。これなら毎日つけていられるので、心臓のリズムをずっと観察することができます。特に、「心房細動(AF)」という不整脈(心臓がうまく拍動しない状態)を見つけるのが得意だそうです。


どんな研究が行われたの?

この研究はサウジアラビアで、469人の心臓病の患者さんを対象に行われました。

研究の内容

  • Apple Watch(Series 6)の心電図と、病院で使う12リード心電図(もっと多くのデータを取る機械)の結果を比較。

  • 心臓のリズムや心拍数、異常がどれくらい正確にわかるかを調べました。

参加者

  • 平均年齢: 56歳

  • 性別: 男性56%、女性44%

  • 健康状態:

    • 心臓病あり: 63.5%

    • 高血圧や糖尿病の人も多く含まれる


結果

  1. 心房細動(AF)の検出がすごい!

    • Apple Watchは感度100%(絶対見逃さない!)で心房細動を見つけました。

    • 特異性も99.18%(間違いもほぼなし!)。

  2. 心拍数の測定も正確

    • 病院の12リード心電図とApple Watchの心拍数は、ほぼ同じ値を記録(相関係数0.903)。

  3. ほかの異常も見つけられる

    • 第一度房室ブロック(心臓の信号が遅れる状態)や期外収縮(心臓の余計な拍動)、広いQRS複合(心臓の信号が広がる時間が長い状態)も発見。


Apple Watchはどんな人におすすめ?

この研究から、Apple Watchは特に心臓に不安がある人に役立つことがわかりました。

  • いつでもどこでも心電図を取れるので、異常があったときすぐに気づけます。

  • 普段病院に行く時間がない人や、不整脈が気になる人にぴったりです。

ただし、完全に病院の検査の代わりになるわけではありません。「心臓に違和感がある」と感じたら、医師に相談することが大切です。


アスリートも使える

  • 心拍数も高い精度で検出するという研究結果が多いです。測ることで、運動が体に与える影響を知ることができます。ただし、激しい運動の際には制度が若干落ちるようです。

  • また、明日ロートは睡眠にも気を使う必要があります。Apple Watchの睡眠記録機能を使えば、自分がどれくらい眠れているかチェック可能です。


まとめ

Apple Watchは、心臓の健康を見守る心強いツールです。特に心房細動の検出に優れており、病院の12リード心電図に匹敵する信頼性を持っています。

気軽に健康を管理したい人や、心臓に不安がある人にとって、頼れる相棒になるかもしれません。

研究ではシリーズ6を使用しています。現在はシリーズ8です。
最新の機種になって、本研究よりも精度が上がっていると思われます。
私は貧乏なので、今は買うことができません。
近い将来変えるように頑張ります。

ただし、健康の判断を完全に機械に任せず、困ったときは必ず医師に相談しましょう!


参考文献

Alnasser, S., Alkalthem, D., Alenazi, S., Alsowinea, M., Alanazi, N., & Al Fagih, A. (2023). The Reliability of the Apple Watch’s Electrocardiogram. Cureus, 15(12), e49786. DOI:10.7759/cureus.49786

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