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サイコロジーオブマネー書評 これ知らないと貧乏から抜け出せない

この本を一言でいうなら、貧乏脳から脱出する方法を教えてくれる本です。

具体的には、FIRE(早期リタイア)を目指す人、投資で資産を築きたい人、不安のない老後を過ごしたい人など、お金にまつわる悩みを抱えるすべての人々が対象です。

特に、せっかくの投資がうまくいかずに損失を抱えたり、資産形成が思うように進まなかったりといった問題に直面している方々に有用な情報を提供します。

経済的な成功を収めるためには、長期的な視点が欠かせません。

短期的な利益を追求するだけでは、持続可能な富を築くことは難しく、むしろ大きな損失を招くリスクが高まります。

ウォーレン・バフェットはその好例です。
彼の純資産の95%以上は、65歳以降に得たものです。これは、複利の力を活かして長期的な投資を続けた結果です。

複利とは、投資で得た利益を再投資し、その利益にさらに利息がつくことで資産が雪だるま式に増えていく効果のことです。

例えば、100万円を年利4%で投資すると、1年後には104万円になります。
この104万円を再投資することで、次の年には108万1600円になります。これを続けることで、長期的に大きな資産を築くことができます。

短期的な視点では、急激な市場の変動に対処できず、大きな損失を被る可能性があります。

しかし、長期的な視点を持ち、複利の力を理解して活用することで、経済的成功への道を切り開くことができます。

これらの知識とスキルを身につけるために、モーガン・ハウセルの『サイコロジー・オブ・マネー』は非常に有用な一冊です。

著者紹介

モーガン・ハウセルは、経済ジャーナリストとして数々の賞を受賞しており、その洞察力とわかりやすい執筆スタイルで多くの読者から支持を受けて
います。

彼の執筆する記事やコラムは、ウォール・ストリート・ジャーナルやフォーブスなどの著名なメディアで広く取り上げられています。

著作紹介

タイトル: サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット
著者: モーガン・ハウセル
翻訳: 児島 修
評価(Amazon): 4.4/5(2,791件の評価)
この本は、全世界で70万部以上を売り上げ、43カ国で刊行されています。Amazon.comでは1万件以上のレビューがあり、「ここ数年で最高かつ、最も独創的なお金の本」とウォール・ストリート・ジャーナルからも絶賛されています。

ポイント

  1. 目的のない貯金の価値:

    • 「目的のない貯金」は、予測不可能な将来のために重要です。計画外の出費や緊急事態に備えるために、一定の貯金を持つことが、精神的な安定をもたらします。

  2. 投資判断に影響する要因:

    • 人の投資判断は、個人の経験や環境、エゴやプライド、マーケティング、インセンティブなどに大きく影響されます。これらの要因を理解し、冷静な判断を下すことが成功への鍵です。

  3. 時間の力と複利:

    • ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上が65歳以降に得たものであることからも分かるように、長期的な投資と複利の力が経済的成功の基盤となります。

まとめ

『サイコロジー・オブ・マネー』は、お金の心理学を理解し、経済的成功を収めるための重要な洞察を提供します。この本を読むことで、次のことが学べます:

  • 目的のない貯金の価値

  • 投資判断に影響する要因の理解

  • 長期的な視点と複利の力の重要性

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