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イップス克服に向けて015:ボールが浮かび上がってくるような感覚で打てるようになった
吉田さん
こんにちは。※※です。
ご回答頂き感謝致します。
やはり、フォアハンドにイメージのズレがあるのですね。球出しが上手くいかないのもイメージのズレなのでしょうか?
(中略)
この前、たまたまイースタンとセミウエスタンの中間ぐらいのグリップで握って打っていたら、ボールが飛ん でいく様子がくっきり見え、新ボールの見方で書かれてたように背景の中でボールが浮かび上がってくるような感覚で打てるようになりました。久しぶりに集中状態に入りかかったのだと思いました。ただ、このグリップでは高いボールに対応できづらいので今後もあまり打たないようにするつもりですが。
まだまだイップスを受け入れられません。なかなか難しいですね。
回答
▶球出しに限らず、ストロークも「上へ」打つ
球出しが上手くいかないのは、弾道に関するイメージの「ズレ」があるからです。
球出しというと、相手に向かって「前へ」、出そうとするかもしれません。
球出しイップスの人にお試しいただきたいのは、「上へ」です。
つまり放物線のサイズの差こそあれ、「ロブ」のような弾道のイメージです。
いえ、これは球出しに限らず、ストロークも同じです。
ストロークというと、直線的に「前へ」飛ばすイメージかもしれませんけれども、ネット際の高い打点から叩き込む場合でもない限り、「ロブ」です。
つまり、弾道は「曲線」なのです。
どんなに速く見えるプロのラリーであっても、現実はそうなっています。
下にご紹介する動画がそれを物語っています。
特に「5分ちょうど」あたりからの会話がユニークです。
https://www.youtube.com/watch?v=g0x0VE3ZTdY&t=323s
▶「高く強く打つと、バックアウトする」は思い込みだった!?
そうはいっても「高く打ち上げるとバックアウトする」というなら、それは打球タイミングが合っていないからです。
そもそも「高く打ち上げたら飛びすぎる」というのは、思い込み。
それが証拠に「真上」へ向かってポーンと打ち上げれば、どんなに高く、強く打ったとしても、飛びすぎるどころか、飛距離は全然出ないじゃないですか。
球出しに話を戻せば、イップスの人は、練習相手にネット際から出す場合は「小ロブ」。
ベースライン同士で打ち合う1球目なら「中ロブ」。
あるいは、「ロブそのもの」で出してみてください。
ストロークも、高く打てばネットミスしないし、上記のとおりバックアウトもしないから、テニスはメチャクチャ簡単になる。
現実に対するイメージのズレが改まれば、上手くいき始めます。
球出し、テニスだけに限った話ではありません。
「人生」もそうなるという話は後述します。
▶ボールが止まって見える!
ご体験いただきましたとおり、『新・ボールの見方』では、背景が流れてボールが中心視野に留まる見方をご紹介しています。
するとおっしゃるとおり、飛んで行くボールがくっきり見えます。
お言葉を借りれば「背景の中でボールが浮かび上がってくるような感覚」そのものです。
視野の中心で、ボールが止まって見えます。
「ボールが止まって見えるなんて、そんなバカな!?」と、思われる人もいらっしゃるかもしれませんけれども、隣り合う2台のトラックが同じスピードで走っていたら、互いに「止まっているように見える」のと同じです。
そのためにいつも申し上げていますが、視界にボールが飛び込んでくるような見方は、適切ではありません。
ですからたとえばダブルスの前衛なら、後衛のパートナーが打つところまで追視し続けるために、後ろを「振り返る」のです。
一般的なテニス指導では、前衛は「後ろを振り返るな!」「ボールがパートナーの後衛側に行ったら、相手を見て返球を予測しろ!」などと、口酸っぱく耳タコで言われます。
けれどもそうすると、自分が打つ段になって突然ボールが視界にパッと飛び込んできますから、「2台が並走するトラックの見え方」にはならず、結局打ち損じます。
下にご紹介する動画につきまして、どちらのペアでも構いませんので、前衛に注目してください。
https://www.youtube.com/watch?v=cnGpB8XPPno
「後ろを振り返るな!」「ボールがパートナーの後衛側に行ったら、相手を見て返球を予測しろ!」といった日本の常識的なテニス指導は、完全に無視され(苦笑)、「メッチャ振り返っている」のです!
▶あえて苦労させるのは「ハードモード」の罠?
視界にパッと飛び込んできた瞬間に対応しろと?
常識的なテニス指導では、そんな難しいことを、しよう、させようとするから、テニスがいつまで経ってもできるようになりません。
あえて難しいことをしろと?
これって穿った見方をすると、「苦しまないと豊かになれない」という「ハードモード」設定の罠。
苦労しないと豊かになれないなんて、嘘。
それが証拠に、周りを、客観的にご覧ください。
苦労している「けど」、ぜんぜん豊かでありません。
いえ苦労している「から」、貧乏になる。
世間はさながら、苦労したら貧乏になることを証明する「実例カタログ集」ですよ。
「イージーモード」なら、苦労しない「から」豊かなのです。
「苦労しないと稼げない」などというのは、支配者層による洗脳もいいところ。
「フォームを意識しないと上達しない」とかいうのは、継続的に通わせるためのスクール経営者層による洗脳といったら、また怒られますかね(苦笑)。
▶『新・ボールの見方』で「活躍の場」が広がる
「日本のテニス指導では、そんな難しいことを、しようとする、させようとするから、テニスがいつまで経ってもできるようにならない」と先述しました。
逆に言えば、『新・ボールの見方』なら、テニスは簡単で、すぐできるようになるんです。
運動不足解消や社交目的でもなければ、何年もかけて継続的にスクールへ月謝を払い続けて、フォームを習う必要など、ありません。
上達するのが目的なら、さっさとできるようになって草トーにエントリーするなどして、あとは自分で「活躍の場」を広げればいいのです。
だれにでもできる「ボールの見方」なのですけれども、一般的な「止まっている背景のなかで、ボールが動く」見方が改まり、新しく「動いている背景をバックに、ボールが止まって見える」逆転現象が起こるから、「見える世界・見えている世界」が180度変わってしまいます。
今すぐ『新・ボールの見方』をご確認いただけます。
▶肝心なのは、「タイミング」
フォアのグリップにつきまして、私もイースタンとセミウエスタンの中間くらいだと思います。
それで高いボールに対応できづらいという場合、厚くしても、対応できづらいでしょう。
それは結局グリップという「フォーム」に、解決策を求めてしまっているからです。
薄いグリップになると高い打点では打ちづらいというのであれば、もっと高い打点になる「サーブ」はどうですか?
今度は、薄いグリップのほうが打ちやすいとおっしゃるかもしれません。
「打ち方」や「スイングの仕方」ではなく、肝心なのは「タイミング」なのです。
「空間認知が正しければ」という前提のもと、タイミングさえ合っていれば、ボールは必ずイメージどおりにコントロールされるのです。
▶「スイカ割り」のコツ
「空間認知」の具体的な内容や、精度の高め方につきましては、『あなたのテニスセンスを引き出す“ZERO式”30メニュー』をさらっていただければと思います。
「空間認知」につきまして簡単に言うと、目隠しして夏の海岸で行なう風物詩「スイカ割り」です。
スイカの置かれてある方向や距離が正確ではないのに、いくら棒の「持ち方」や「振り方」を工夫してみたところで、「割れるはずがない」とご説明しています(笑)。
逆に言えば、スイカの置かれてある方向と距離(空間認知)がイメージどおりなら、棒の「持ち方」や「振り下ろし方」は、ほとんど問題になりませんよね。
そんなの、「振れば当たる」のですから。
放物線の話から、並走するトラックのたとえ、前衛のボールの見方、スイカ割りなど、テーマが拡散しすぎましたので、今回の回答は終了致します。
また何かありましたら、いつでもご連絡をください。
▶必要な出来事は、必要なタイミングで巡ってくる!
必要な出来事は、必要な人に、必要なタイミングで、巡ってきます。
それを今、見逃すか、あるいは捉えるかが、「ハードモード」か「イージーモード」かの人生の分かれ道。
今すぐ、ご確認いただけます。
『新・ボールの見方~怖れのメガネを外して、ありのままに見る技術~』
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO(テニスゼロ)
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