考え方1つですべてが変わる!
テストで平均点を取ってうれしい人と、悲しい人がいます。
なぜ同じ点数なのにそんなことが起こるのでしょう。
今あげたテストの例で考えてみましょう。
まず、普段から頭が良くて100点ばっかり取っている人が平均点を取ってしまったら当然悲しいでしょう。
次に、普段とても点数の低い人が平均点を取ることが出来たらそれは喜ぶでしょう。
でも、普段100点を取っている人の中でも考え方によってはプラスになることもあります。
例えば、
自分のことを天才だと思っており、100点をとるのはあたりまえだと考える人。
これは、ほぼ確実に悲しい方向に向かうのではないでしょうか。
では、自分は頭があまりよくないからと努力して100点を取っていた人。
この人は、プラスな方に働くのではないかと思います。
今回は勉強時間が足りなかった。次回からはもっと勉強しよう、と。
こんな風に同じ出来事でも人によってとらえ方は大きく変わってしまいます。
これは自己定義の問題なのではないでしょうか。
私は頭がよい。
私は頭が悪い。
自分の中で自分をどう評価しているか、どうありたいのか。
そんな自己定義が自分にとってマイナスになってしまっている可能性もあるのではないでしょうか。
あるスポーツ選手は、現役時代は多くの人に応援され期待されていた。
でもそれが苦しかったといっていました。
自分の中で応援にこたえないといけない、期待を裏切れないという気持ちが強かったのでしょう。
それがけがなどで戦線を離れると少し楽になると。
これは自分で自分は勝たないといけないという自己定義を作ってしまっているからではないでしょうか。
もちろん自己定義を作ることは悪いことではありません。
私は優しい人間である。
と自分が思えているのなら、それが行動にも伴ってくるのではないでしょうか。
それはとても良いことです。
しかし、注意しなければならないのは自己定義にとらわれすぎてしまうことです。
とらわれすぎてしまうとそれ以外何もできなくなってしまいます。
私は優しい人だから文句なんて言えない。
私は期待されていて強いから負けられない。
俺は悪い奴だから盗みくらい簡単にできる。
こんな風になってしまう可能性もあるのです。
大事なことは、ポジティブな自己イメージを作ること。
そして、「~だから~できない」ではなく、「~だから~できる」という考え方を持つことです。
同じ出来事でも考え方ひとつでどうとでも捉えることができます。
だったら、ポジティブな方に考えたいですよね。