💙子虎のAmerican University life#７ーみんな違ってみんないい？ー

　おはようございます。アメリカで１０年以上、２人の息子の子育てをし３年前に帰国しました黒ひょうママです。
息子①は、アメリカのプレスクール２校、アメリカのキンダー＋１st、日本の小学校２年ー４年、アメリカの公立校４th、アメリカの私立校５thー９th、アメリカの日本語補習校４年生ー中１、日本の高校３年間、と９校の学校を日米行き来して育ちました。
そんな子虎が最後の学びのステージとして選んだのはアメリカの大学でした。今年の夏、息子①子虎が、アメリカの大学へ一人飛び立ちました。この旅立ち～その後の現地の大学生活のうちご紹介していきたいと思います。

Week 5：9/16-
黒ママ『最近学校はどう？授業は順調？』
子虎『履修していた人権関連の授業にでたけど、自分が納得いかない方向性だったから倫理の授業に選択を変えたんだよ』
黒ママ『どういうこと？』
子虎『ウーマンライツや各種人権問題に関する授業だったけど、先生の授業の方向性が僕と合わないと感じたんだ。このまま授業に出続けて意見を言わされたらイライラしそうだからやめた』
『かわりに倫理の授業をとってみたら、すごく面白そうだったんだ』
黒ママ『どんな授業なの？』
子虎『過去の哲学者や歴史上の人物の考え方を学ぶ感じかな。哲学や心理学はとても近い場所にあるし、自分の学びたい事にも役に立ちそう。ここは、各種宗教の人が入り混じっている世界観だから、言葉のチョイス一つでもいろいろ感じる人や意見を持つ人がいるよ。たとえば、GodとGodsでも色々感じる人がでてくるからね。宗教感に立ち入る話題は、結構シリアスだよ』
黒ママ『それは、いろんな生い立ちの生徒が集まってたら意見がわかれそうだよね』
子虎『それでもその教授は全てうまくまとめていてスゴイ面白いんだよ。平気で宗教的な話題もだすけど、誰も嫌にならないように話すんだよ。授業の展開が上手いなと思う・・・・』

なるほどなるほど、各種宗教感が入り混じった世界観の子供達がともに一つの授業をうけ、精神面や哲学的問題、マインドセットについて話あう時間は、想像以上にすごそうです。
日本だったら小学校の時の道徳の時間ー高校の歴史で哲学者の話題や倫理の時間でもなんとなくーみなが、疑問を持たずうんうんと納得する１つの解答に導かれているような雰囲気がありますよね。
それでももしかして、違う意見や方向性の子たちもいたかもしれませんね。島国でそれほど宗教感も強く感じない日本では、なんとなくあるべき社会の方向性や、正しいと思われるモラルの感覚、哲学的思考までも均一化されて平均化されているように感じたりします。

もし、みんなちがってみんないい・・・の世界観だとしたらもっちょっと自由に発想を広げたり、発言をすることができるのかも？
アメリカは移民の国で多国籍、日本でもよく耳にする、今はやりのダイバーシティーインクルーシブの世界が日常です。自然と誰かと意見を一致する必要性も正解を探す必要もなく、自分の考えに正直に発言し意見を交換できるのかもしれませんね。
子虎は、バリバリの理系な人ですが、過去の哲学者たちの考えに耳を澄ましたり、自分と意見が似ている哲学者を探し当てて納得したりは、好きな方です。きっと世の中いろんな感覚や自分と考えが違う人が沢山いると気づく経験があったから自然と自分はどこにいる？と考えるチャンスがいっぱいあったのかもしれません。

大学に入って、自分の選択科目を真剣に選んだりまた、先生の声に心を傾けられるってうらやましいです。いい成績を取るため、いい会社に就職するため、必修科目だからしぶしぶ・・・ではなく、面白そうだからこの授業に参加したい、本来学ぶってこういうことかもしれません。
アメリカで倫理の授業？ちょっと面白そうな展開、これからも見守っていきたいなーっておもいましたとさ。

今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございます。ちょっとアメリカ大学ライフを感じたり、国を隔てた遠距離親子関係を楽しんでいただければうれしいです。
みなさんとの出会いに感謝！ Have a good day