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チョコパイを切らしてしまった朝
食事に行った時には、食後に「スイーツ食べる?」より、「甘いもの食べる?」と聞いて欲しい。
我ながらくだらないこだわりだとは思うけれども、スイーツはなんだか気張った感じがして、何を注文するか、気合を入れて取り組まなければいけない気がする。それに比べて甘いもの、と言ってくれると、ほっとする。
なんだか程よく力が抜けていて素直に好きなものを頼んでも許される気がするのだ。
こういう言葉の選び方は、一個一個の積み重ねがその人を表している気がする。だから結局気は抜けないのだけれど。
朝、お菓子を食べるのが習慣になっている。
朝食後に紅茶と一緒にお菓子を食べるとなんだか、気分が落ち着くからという理由で習慣にしてしまった。(単に甘いものが好きだから食べたい!という理由も、もちろんある…)
その中でも最近のお気に入りはチョコパイ。
パイと言いつつも、あの佇まいはちょっとしたケーキ感もあり、贅沢な感じがする。
冬はチョコパイ。段々と濃くなりゆくチョコ感。いと甘やかなり。
ありがとうね、LOTTEのチョコパイ。
そんなチョコパイを今朝切らしてしまった。
「あぁ~…」とガッカリ感のある声が思わず出たけれども、切らしてしまった、ただそれだけ。
ないものはないの、そういうものなのー。
とはいうものの、毎日食べていたものだから、それがないと少し物足りない気持ちも否めない。
そういえば少し前に朝、フレンチトーストを作ってもらったことがあった。
焼き立てであたたかな、甘くてほわほわ、はちみつの良い香りがするフレンチトースト!表面に程よい焦げ目がついていて、それがまた朝から食欲をそそる。白いお皿の上に乗せて、出してもらった。
もちろん、あっという間にお皿は空になった。
幸せでふくふくとしてたなぁ、あのフレンチトースト。
私はフレンチトーストが好き。
あの日もそういえば、チョコパイは食べなかった。
そんなことあの日は、何にも思わなかったのにね。