夏のバイク
夏のかっこいいバイク乗りとは、その昔から疾風(はやて)のように現れて、疾風のように去って行くのがお作法なんです。
夏のかっこいいバイク乗りとは群れずに、コーナーを読み、お好みの風を作るために走るんです。
夏のバイクなんぞは、りっぱな大人が襟を正して気合いを入れて乗るもんじゃなくて、ましてや太陽ギラギラの海辺の、それもちっぽけな駐車場で、バイク道を語り合うなどはもってのほかです。
それが冗談だったらまだしも、真顔で語り合う姿をついぞ拝見すると、次第に彼らが正気なのかと疑いたくもなります。
その挙げ句、熱中症になりはしないかと余計な心配をする炎夏の昼下がり。