敢えて他責思考になるという考え方
世間一般的には他責思考は悪く、自責思考が良いものとして扱われています。しかし、個人的には他責思考は使わないといけない場面があると思っています。
自責思考・他責思考とは?
自責思考・他責思考の概要は下記のとおりです。
言葉の意味から何となく分かる通り、問題が発生した原因を自分と考えるのか、他人と考えるのかといった違いがあります。
なぜ自責思考が良いと考えられているのか
自責思考が良いと考えられている理由としては、「自分事として捉えることで成長機会を自ら作り出す」「周囲からの信頼を得ることができる」などさまざまなものがあると思います。
これらは確かにそうであると思います。しかし、個人的には自責思考だけでなく、他責思考を使わなければならない場面は存在していると考えています。
他責思考を使うべき場面
結論、他責思考はメンタルが死にそうな時に使うべきだと考えています。
上司から激詰めされている際、全て自責思考であると自己否定・嫌悪に入ってしまう可能性があります。
また同じことを言われてしまった…
なんでこんなことも出来ないんだろう..
上記のような反省は後からでもできますが、メンタルを後から直すことはなかなか難しいです。そのため、メンタルに影響が出そうになった場合は緊急回避として以下のように考えることで、メンタル破壊を避けることができます。
こいつ教え方下手だな
そんなこと言われてもできるわけね~だろ
はいはい。いつものやつね
自分は悪くないと考え、メンタルを維持することが可能です。つまり、敢えてその場で反省を全くしないのです。
注意点として他責思考のままだと一生成長しません。ここが難しいポイントではありますが、他責思考でメンタル維持をしたのちには、しっかりと反省する時間を自分で作ることが必要です。
敢えて他責思考になる考え方は一時的な応急処置であって、他責思考のまま過ごすというわけではありません。意識しないと他責思考のまま終わってしまうため、他責思考にしたものは後で自責思考で振り返る時間を作ることが必要です。