『正直営業のすすめ』鈴木誠 著 読書感想ブログ
はじめに
「正直営業のすすめ」は、不動産業界の営業の極意を著者・鈴木誠さんが語った一冊です。
誠さんはテレビをはじめとするメディアでも活躍する業界の有名人ですが、ご自身自ら案内する「完全紹介制」を貫いた賃貸仲介営業を続けていらっしゃるレジェンド営業マンです。
本書を通じて、誠さんの「お客様に真摯に向き合う姿勢」と「お客様満足を徹底することで成り立つ紹介営業」の二点が特に印象に残りました。
今回は、その二点に焦点を当て、本書の魅力をお伝えします。
お客様に真摯に向き合う姿勢
信頼関係の構築
誠さんの営業スタイルは、お客様との信頼関係の構築を最優先にしています。
初対面のお客様に対しても、事前に紹介者から情報を得ることで、話題を準備し、スムーズな会話のスタートが切れるよう工夫されています。
この準備の段階からお客様に対する配慮が感じられますし、紹介営業だからこそお客様も営業マンも信頼のベースができた状態ではじめてのアポイントがスタートできるメリットがわかります。
また、初めてのお客様を迎える際には、10分前からビルの前に立ってお迎えするという徹底した姿勢を見せています。
この短い時間でも、お客様に対する気持ちを整え、集中力を高めることができるといいます。
お辞儀の深さや時間、座る位置まで細かく気を配ることで、相手に安心感を与えることを心がけているのです。
お客様にとってのベストを追求
誠さんは、お客様に対して嘘をつかないことを信条としています。
無理にできないことを引き受けるのではなく、自分の得意な分野で全力を尽くすことが、最終的にはお客様にとっても自分にとっても最善であると考えています。
誠実な対応が信頼を築き、長期的な関係を育むのです。
また、誠さんはお客様のために全力を尽くす姿勢を常に持ち続けています。例えば、入居後のトラブルに対しても自らが対応することで、お客様の満足度を高める努力を惜しみません。
管理会社が対応するのが一般的なアフターフォローも、自らが間に立って解決する姿勢は、お客様にとって非常に心強いものです。
紹介営業の成り立ち
信頼関係から生まれる紹介
紹介営業が成立する理由として、誠さんは「お客様満足」を徹底することを挙げています。
紹介者と紹介先の信頼関係が強固であることが前提であり、そのためには紹介者自身が満足していることが必要です。
誠さんは、紹介が欲しいからではなく、お客様に心地よく暮らしてもらいたいという思いで行動しています。
その結果として、自然と紹介が生まれるのです。
アフターフォローの重要性
誠さんは、アフターフォローの重要性を強調しています。
契約後もお客様との関係を大切にし、何か問題があれば自らが対応する姿勢は、長期的な信頼関係の構築に繋がります。
このような姿勢が、結果的に紹介営業の成功に繋がっているのです。
また、誠さんは、お客様のニーズに対して自身のサービスが不十分である場合には、他社を紹介することも辞さないといいます。
このような誠実な対応が、さらにお客様の信頼を得る要因となっています。
まとめ
「正直営業のすすめ」を通じて感じたのは、誠さんの真摯なお客様への向き合い方と、お客様満足を徹底することで成り立つ紹介営業の重要性です。
信頼関係を築くための細やかな配慮や、アフターフォローを怠らない姿勢は、どの業界においても共通する大切なポイントです。
誠さんの営業スタイルは、単なるテクニックや方法論ではなく、人と人との関係を大切にする心の姿勢に根ざしています。
この本を読むことで、営業職に限らず、全てのビジネスマンが学ぶべき大切な教訓を得ることができるでしょう。
誠さんの教えを参考に、自分自身の仕事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
~~~~~~~~~~お知らせ~~~~~~~~~~
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