知らなきゃ恥かく⁉️ビジネス用語の基礎知識【ハ行】
長い間サラリーマンをやっていると、謎のカタカナ語・アルファベット語に遭遇することが多々あります。
私は日本語が大好きなので、これらの言葉を聞くと何とも居心地が悪くなります。
中には正しい意味を知らずに雰囲気で使っているだけの人もいるので、いくつか意味を整理しておきましょう。
【注】ジョークです。くれぐれも真に受けて怒らないでくださいね。
(本記事は私 Dr. Teniwoha が運営するブログ「てにをは日記」のビジネスカテゴリーに掲載したコンテンツをあいうえお順に再構成したものです。)
【ハ行】
パーパス
脱臭機能に優れたおむつ
メンタルが弱く過度に緊張しがちで、腹痛や尿意との格闘を強いられるビジネスパーソンの使用を目的に開発された
その存在意義は高く、客先でのプレゼンテーションや自社経営陣への報告など、ここ一番の場面で装着しておけば何かと安心
バジェット
サー・リチャード・ブランソン会長が率いる航空会社「バージン・アトランティック航空が保有するジェット機」の愛称
バ社の保有ジェット機は最新鋭ワイドボディ機のみ、機体全てにニックネームが付いている、などブランソン氏のこだわりが色濃く反映される
機体自体は他の航空会社と同様に何の変哲もないエアバスやボーイングのものではあるが、こうした差別化が功を奏して特別な愛称で呼ばれるようになったものと推測される
現在、バ社はアメリカ・ニューヨークの連邦破産裁判所に破産申請を行って経営再建の途上にあり、新たにバジェットを購入する予算はない模様
バリュー
健康診断の際に胃部の検査に用いる白い飲料物
日々ストレスに苛まれ胃の痛みに耐えるビジネスパーソンに、病気の早期発見につながる大きな価値をもたらす
ビジョン
鳩によく似た外見のポケモン
将来の見通しや目指すべきゴールを考える上で、他社との助け合いを重視するハト派企業がマスコットに採用しがち
一方、好戦的で他社を蹴落とすことを信条とするタカ派企業はムクホークを好むらしい
ブラッシュアップ
レレレのおじさんのような善行を積むこと
町をより良くすることを願い、本業そっちのけで常に道路をホウキで掃き清める彼の姿はボランティアの域を超えて崇高ですらあり、町民の尊敬の念を一身に集めて後光が射している
なお語源は英語 brush up
錆びついたり汚れたりしたものを蘇らせるニュアンスから、知識や技術を取り戻す、勉強し直すの意
島国ニッポンに上陸した外来語が本来の意味と異なる使い方をされることは日常茶飯事であるが、本語はまさにその典型と言えよう
ブルーオーシャン
東京都江東区青海のこと
となりの台場は某テレビ局のおかげで抜群の知名度を誇るのに対し、青海がいまいち地味で知られていないことに業を煮やした住民が一念発起してまち興しのために名付けた地域の愛称
知名度の低さは実は好都合であり、競争相手不在で他者と競合することのない画期的なまちづくりが期待される
余談だが、青海にあるのにダイバーシティと名付けられた施設に住民は特に大きな屈辱を感じているらしく、千葉県袖ケ浦市の東京ドイツ村と姉妹協定を結んで連携する計画もあるらしい
ブレスト
英語 breast(日本語訳:胸)が語源
ロボットアニメの金字塔「マジンガーZ」において主役ロボットが繰り出す必殺技ブレストファイヤーの略
胸部の放熱板から発射される摂氏3万度の超強力な熱線であり、その荒唐無稽ともいえる発想には尊崇の念すら覚える
原作者永井豪氏とダイナミックプロのスタッフはきっと自由に議論を行いアイデアをどんどん出していくことでこの記憶に残る素晴らしい技を思いついたに違いない
プロパー
プロの仕事をパーにする人のこと
コーポレート・ガバナンスの観点から、役員会にシブシブ社外取締役を迎え入れる日本企業は増加の一途である
しかしながら、上司にゴマをすり部下をコキ使ってようやく上り詰めた社内生え抜きのポンコツ役員にとっては本物の経営手腕を兼ね備えた社外取締役の存在が面白いはずもない
彼らにとっては「目の上のタンコブ」以外のなにものでもなく、自社の経営そっちのけで社外取締役を追い落とすことに余念がない
経営のプロの優れた提案を「前例がない、当社の社風にそぐわない」といった愚にもつかない理屈で潰すのがポンコツ役員の生きがい、という残念な企業のなんと多いことか
ボトムアップ
企業末端のヒラ社員がようやくやる気を出すこと
普段ノホホンとしているポンコツ社員どもがCxO倒れるの報を聞いて初めて「現場の俺たち私たちが会社をどげんかせんといかん!」と奮い立ち気勢を上げる喜劇を一言で表したもの
対義語はトップダウン
ポリコレ
大ヒット育成シミュレーションゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」の人気に便乗し、2匹目のドジョウを狙って開発されたゲーム「ポリスコレクション –ポリコレ-」
登場キャラクターはミニスカポリスを筆頭に、西部警察の大門軍団、あぶない刑事(デカ)、こち亀の両さんなど、現代の基準からすると不適切と捉えられかねないものが多く、リベラル界隈で物議をかもしている
ゲームの世界においてさえ人種や宗教、性別や見た目などにおいて差別や偏見を含まない中立的な表現が求められる世知辛い世の中である
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