社会人から硬式テニスを始めた初心者が1年で入門から上級に成長した方法
30も半ばにさしかかり、運動不足の解消なのか、暇つぶしなのか、今後の人生に付き添う形を取れる趣味を周囲の人間が見つけ始める。
スポーツ、レジャー、ギャンブル、グルメ、旅行、芸術…….。
方向性は様々だがジャンルをスポーツに絞ると、フットサル・草野球・バスケなどを嗜む人の多くは学生時代の部活で鍛え上げた経験者であり、初心者のおっさんが入り込む余地はあまりなく、社会人で初心者からでも初めやすいのはテニスとゴルフが挙げられる。
そんな中、ある程度の運動量を確保しつつ楽しめる生涯の趣味としてテニスを始めたが、実際に初めてラケットを持ち球を打つ初心者がテニススクールに入るとまずは「入門」から始まる。
大体のテニススクールでクラス分けは「入門 → 初級 → 初中級 → 中級 →(中上級)→ 上級 → トーナメント」のような形になっているはず。
理由はどうであれスポーツを始めるのであれば、試合に出て勝てるようになりたいと思うのは漢の本能なのかもしれない。
てなわけでそもそも目標自体が少し変わり者っぽいものの、
・1年で上級クラスまでレベルアップ
・いずれかのクラスの草トーで優勝
を目標に硬式テニスを始めた私が1年でスクール入門から上級クラスまで上がるためにどのようにテニスに取り組んだかを書いていくので、同じような目標を掲げていたり、なんとなく興味のある方はご覧ください。
結論
これからぐだぐだと振り返りを書き綴りますが、シンプルに結論だけ言えば
練習頻度は週5以上
体をケアする
イメージトレーニングを大事にする
課題感を持って取り組む
初中級以上になったら試合に出る
が特に重要でした。
練習頻度は週5以上
量より質と言う人もいれば質より量という人もいますが、よほどの天才くん以外は質も量も必要というのが結論でしょう。社会人がどのようにしてそんな時間を捻出するかという課題もありますが、そこは気合いですね。
実際10:00~19:00が本業のコアタイムなので、平日は朝07:00~09:00のテニスオフ、19:30~22:00のテニスオフ、20:00~21:30のスクールなど、仕事以外の時間で練習できる場所が探せば見つかる土地に住んでいたのは僥倖でした。
あとはもう雑な飲み会を減らしたり、麻雀を辞めたり、その他の趣味を切り捨てて……。
テニス仲間に仕事してない人と思われがちですが、仕事以外の時間テニスしてるだけで本業はちゃんとやってますよ!
そんなこんなで私は雨の日と本業の繁忙期以外は毎日テニスする週7テニスおじさんになってしまいましたが、理想としては
日:草トー + 水泳
月:休み(試合動画で振り返り)
火:スクール + 水泳
水:スクール + 水泳
木:スクール + 水泳
金:休み(整体)
土:テニスオフ 2コマ + 水泳
のようなスケジュールを考えていました。
しかしテニスが楽しすぎて結果的に
日:整体 + 草トー + 水泳 +(試合動画で振り返り)
月:休み or テニスオフ + 水泳
火:スクール + 水泳
水:スクール + 水泳
木:テニスオフ + 水泳
金:休み or テニスオフ + 水泳
土:テニスオフ 2コマ + スクール + 水泳
のような形で、やりすぎちゃいました。月曜日と金曜日に関しては都合の良い時間のテニスオフが募集されていない日はお休みです。
これはテニスが楽しすぎて少しでもできそうな日はついついやっちゃうみたいな感じでやっていただけで、上手くなるための最適解では無いと思っています。
体をケアする
練習は質も量も重要という事ですが、質の良い練習を量こなすために、健康な肉体と体力が必要です。
私もすでに若くないこともあり、肩・背中・腰・膝・脛が常にどこかしら痛く、明日無事にテニスできる事を祈りながら練習しています。
7月の練習中、転倒による全治3ヶ月の骨折を経験し、丸々1ヶ月テニスができない時期を経てから、より一層体のケアには気を使うようになりました。
テニスが終わったら必ずプールで泳いだり歩いたりクールダウンする
お風呂に浸かってから下半身を中心としたストレッチをする
週1~2回整体に通う
練習前には必ず準備運動する
このような形でケアすることで週6~7テニスを怪我なく現時点で実現できています。
イメージトレーニングを大切にする
イメージトレーニングするとしないとではテニスの上達スピードに大きな差が出ると思います。
そもそもスポーツ全般に言える事ですが「状況に合わせて理想の動きができる事」が強さでありイメージトレーニングで頭の中にリアルな「理想」を描き、コートトレーニングは「理想」と「現実」のギャップを埋めていく作業だと考えています。
幸い現代ではYoutubeやサブスクでプロのプレイを気軽に拝めて、理論を解説してもらえるので、我々の学生時代と比較すると様々なジャンルの物事でイメージトレーニングや自主学習がしやすくなっています。
自分がどのようなプレイをしたいのか、どのようにしてギャップを埋めるか。そのギャップは反復練習で埋まるものなのか、それとも体の土台から変える必要があるのか。
今はまだまだ治すべき箇所どころか理想に近いプレイなど微塵もできないけれど、100を目指す中で中間地点を設定するのもイメージトレーニングの役割です。
コートトレーニングの時間が取れない社会人はイメージトレーニングと座学と身体作りを特に頑張ると良いでしょう。
課題感を持って取り組む
こちらも一個前のイメージトレーニングと似たような形なのですが、課題感を持って練習に取り組む事が重要です。
例えば、私の場合フォアハンドでのストロークは初中級の時からある程度打てていまして、ラリー練習の時にできるだけ回り込んでフォアハンドで打つ癖がついていました。
結果として試合でフォアハンドに回り込んで打てる時は良いもののバックハンドを徹底的に狙われると簡単に崩れる状態になります。
バックハンドが課題だと思っていても、ラリーで気持ちよく打てるのがフォアなので、練習ではミスが少ないフォアハンドでラリーをしており、バックハンドで打つ回数自体がほとんど稼げていない時期がありました。
そこで課題感を持って取り組むと「ミスが増えてもいいし試合で負けてもいいからとにかくフォアに回り込まず、試合でしっかりバックハンドが使い物になるまで頑張る」といったスタンスでの練習になります。
手癖で気持ちよく打つ状態だけを続けているとおそらくほとんどの人は成長が止まるはずです。
苦手なバックハンドのストローク、新しいフォームに切り替えのタイミングでミスが増えるストレスに課題感を持って向き合い、乗り越えた時が成長の瞬間と考えながら練習に取り組むことで、最終的には効率よく成長できます。
初中級以上になったら試合に出る
初中級以上になってコーチ無しでも試合ができるようになったら、とにかく試合に出ましょう。
初心者におすすめの超初級草トーに関しては別の記事でまとめたので、こちらを参考にしてみてください。
スクールのレッスンでもテニスオフでも6ゲーム先取のゲームが行われることはほとんどありません。
テニスはラリーしているだけでも楽しいし、レッスンに通っているだけでも楽しいというのもありますが、身につけた技術を試合で使いこなせるようになる楽しみ・逆に全く試合で使いこなせない悔しさを味わうことで、先ほどの「課題」を見つけ、「課題」に向き合う機会を創出できます。
試合になると負けたくない気持ちと緊張からラケットが全く振り切れなくなったり、足が全然動かずに練習の成果をほぼ発揮できないことから始まる人がほとんどでしょう。
その上で、自分の課題をスクールのレッスンやテニスオフでどのように解決していこうと考えて練習に取り組むことで、一回あたりの練習の経験値が爆増します。
入門(2023年3月〜)
練習頻度
・スクール週1
・オートテニス週2~
入校時の状態
ファースト:早いけど5%しか入らない(早いだけのサーブは最初から打てた)
セカンド:上からだと入らない
フォア:強くふれば吹っ飛ぶし当てるだけでも吹っ飛ぶ
バック:そもそも当たらない
ボレー:当てて相手のコートに入れられる
スマッシュ:たまに気持ちいいのが当たる
レポート
小・中・高ではリレーの選手に選ばれ、体力テストは基本的にA評価程度に運動神経が良いと自負していたものの、それは全て過去の話。
ラケットにボールが当たらないということは無いものの、コートに全く収まらない。相手のいる場所に打てない。
コーチ「そんなに力入れなくて良いんだよー」
私「くぅー」(力入れてないけど吹っ飛ぶんじゃ!)
みたいな感じ。スクールのクラス分けでしっかりと「入門」に振り分けられる。
「入門」と言えば、ラケットの握り方から始まり、生徒同士のラリーは1往復できるかできないかのような状態のクラスだ。なお、レッスン時間も短く60分しかない。
その中でも
手出し・ラケット出しの球撃ち(フォアバック3球ずつ×2セット×3種目)
コーチとのラリー(3~5分程度)
サーブ(3~5分程度)
が主な練習時間で、実質稼働時間は20分~30分程度。
週1回入門のレッスンを受けているだけでは入門卒業までに何ヶ月かかるかわからない……。今振り返っても入門をいかに早く卒業するかがその後の成長効率に大きく影響していたと思う。
私の通っているスクールでは入門→初級に上がると、レッスン生同士のラリーもある程度繋がるようになり、1回のレッスン時間が60分から90分に伸びるのです。
そんなわけで、テニススクールの無い日はひたすらオートテニスに通い、ストロークの練習です。壁打ちできる場所が近くにあればよかったのですが、私の場合はオートテニスが近くにあったのでそちらを利用。
どうしてもラケットがフラットに当たった時の出力でボールをコントロールすることができず、2回目の入門レッスン時には力の出力でコートにボールを納めることを諦め、回転で落として入れる方針に切り替えました。
オートテニス通いの結果、体の近くにフォアハンドのコンフォートゾーンを作り上げ、なんとかラリーが続くように成長(後にこの癖を治すのに苦労する)。
出力の調整ができないのでゆったりとした玉は打てないもののがっつりドライブがかかっていて威力のあるフォアと当てて返すだけだがしっかり繋げられるバックハンドでラリーができるようになったことで入門を卒業し初級へ。
初級(2023年4月〜)
練習頻度
・スクール週2~
・オートテニス週2~
状態
ファースト:早いけど10%しか入らない
セカンド:上からは打てるが遅いし70%しか入らない
フォア:落ち着いてラリーができる程度に成長・ドライブのコツを掴む
バック:当ててコートに返すことはできるがコントロールは効かない
ボレー:当てて相手のコートに入れられるがコントロールはいまいち
スマッシュ:たまに気持ちいいのが当たる
レポート
なんとか入門を抜け出し、スクール初級の練習に参加できるようになる。これによって、スクールレッスンでの経験値効率が一気に上がる。
入門では60分のうち球出しとコーチラリー以外はほとんど経験値が稼げなかったが、初級になるとレッスン生同士のラリーでも経験値を得られるようになる。60分→90分(1.5倍)のように見える経験値効率が実は30分→90分(3倍)だったようだ。
これまでのオートテニス通いは続けつつ、スクールのレッスンを週2回以上に増やす。その月のテーマはリターンだったかな?ショートクロスの練習をいっぱいした気がする。
やはりストロークは難しいけれど、コーチの指導をしっかり聞きつつ、自分でも毎日Youtubeでひたすら動画を見てお勉強。
ボレーとスマッシュに関しては初級で課題に感じていなかった。
さて、初中級の昇格条件はダブルスのゲームが成り立つようになることということで、問題はサーブだ。
サーブ自体も最初からさほど苦手意識はなかったのだが、いかんせん1回のスクールレッスンでサーブを打てる時間は3分~5分程度。
どう考えても上手くなるわけがないということで、とにかくセカンドサーブを入れるように頑張りつつ、家で見るYoutubeの比率をサーブ多めに分配。
サーブを打てる場所はなかったので、ひたすらトスの練習をしていた。
初級 → 初中級に関しては特に大きな変化はなく、それぞれのプレイが少し安定したかなというタイミングで昇級。
初めての大会出場
4月末にスクール主催のシングルスオープンの大会に出場し、やべー奴扱いで少しだけ名前を覚えてもらえるようになる。次のスクール内大会は出場条件に「中級以上」が追加されていた。
流石に勝てるとは思っていなかったが、当時の自分としては球効率を第一優先で考えて出場。
通常レッスン1回分の値段で6ゲーム先取・4試合保証の大会だったので、最低でも
サーブ :4(×2)×3×4
リターン:4(×2)×3×4
に加えてラリーが続けばその分球数が増える。ポイント取れれば球数増える。
また、スクールでシングルスのレッスンに参加できるのは基本的に中級以上だったので、とにかくシングルスの試合を体験してみたかったのもある。
その時対戦してくださった方や試合前の練習に付き合ってくださった方にはご迷惑をおかけしましたが、自分の経験値本位で考えるとその体験があってこその今だと思っています。
初中級(2023年5月〜)
練習頻度
・スクール週2~
・オートテニス週2~
状態
ファースト:早いけど10%しか入らない
セカンド:遅いけど90%は入るようになる
フォア:落ち着いてラリーが可能・難しいボールでなければしっかり返せる
バック:浮き気味ではあるもののゆっくりしたラリーが可能
ボレー:ネットに近い立ち位置で高めのボレーはある程度安定
スマッシュ:たまに気持ちいいのが当たる
レポート
1レッスンの経験値効率が上がったということもあり、なるべくスクールのレッスンを多く入れていく。体に近い位置でフォアハンドを打ってしまう課題があり、ショートラリーが苦手。
多少なりともラリーがまともにできるようになったということで、スクールで他のレッスン生とのコミュニケーションも増えてくる。シンプルにテニスの楽しさもあればテニス仲間ができる楽しさもこのあたりから増えてきた。
オートテニス場では打ち終わったあとフィールドに残るミス玉がかなり減ってきた。
やはりまだまだ慣れが足りていないようで、レッスンの中でもダブルスゲームの時間になるとリターンやストロークが入らなくなる。
とはいえ練習中のコーチとのラリーではなかなかの球を打てるようになった。
中級前半(2023年7月〜)
練習頻度
・スクール 週3~
・テニスオフ 週1~
状態
ファースト:早いけど20%しか入らないフラット
セカンド:遅いけど95%入るおばちゃんサーブ
フォア:シャカリ気味のドライブをある程度前後左右コントロール可能
バック:浮き気味のスライスを左右コントロール可能
ボレー:高めのボレーに続きローボレーとミドルボレーもある程度安定
スマッシュ:浅い玉なら左右のコースコントロールができる程度に
(悲)草トーなどの試合になるとサーブ以外の能力が6割減少
メモ
・骨折で約1ヶ月休止(骨折中のトレーニングレポ)
レポート
7月になるとスクールのレッスンは中級に。スクール中級レベルになると、テニスベアで言えばレベル4。レベル4になると様々なテニスの練習会に顔を出せるレベルだ。
ここでテニスベアを導入したことによってテニスの練習時間を一気に増やすことができた。
ここでオープンではなくランク別草トーの存在を知り、7月頭に「レオーネカップ超初級」にチャレンジ。
残念ながら7月の半ばに右足を骨折してしまい、そこから1ヶ月はテニスができなかった。
正直怪我で離脱=テニス引退と絶望していたのだが、想定したよりも私はテニスが好きだったらしい。怪我を早く治すための食事や歩けないタイミングで他の筋肉が落ちないようにトレーニングをしたり、テニススクールに行ってレッスンを見学しているうちに1ヶ月が経過。
松葉杖ついてレッスンを眺めてるオジサンは若干ホラーだったかもしれない。
松葉杖をつきながら歩くのが意外とトレーニングになった。
骨折自体は全治3ヶ月だったが、1ヶ月もすればフットワークは雑魚でも多少の痛みに耐えながらテニスができるようになり、練習を再開。
私はもともとダブルスよりもシングルスがやりたかったのだが、なかなかシングルスの練習機会が得られず、とにかく草トーをシングルスの練習機会として考える。
4000円で6ゲームを3~6試合と考えるとなかなかのコスパだ。問題は会場。都内から向かうにはいささか不便。
試合経験の少ない方は共感してもらえると思うが、草トーと言えど勝ちを意識する試合になると、普段の動きが全くできなくなる。
草トーはお互いにサーブ4本程度のアップからいきなり試合に入るので、体が打感を全く掴めない状態からテニスが始まる上に試合独特の緊張感でラケットが振れなくなり、あっという間に全スラおじさんの完成だ。
通常の練習でいくらスキルアップしても、試合になると練習で全くやっていない全スラおじさんになっては仕方がない。
改善はもはや試合慣れしかないということで、9月末から週1回草トーに出場おじさんに。
スクール → テニスオフ → 草トー のサイクルを確立。
それでもまだまだ試合になると本来の動きが出せない。
いや、試合で出る動きが本来の動きであるという認識で練習するべきだ。
初めての大会優勝
スクール中級に上がって参加した「レオーネ超初級」は驚くことに優勝。ファーストサーブが結構しっかり入ったことが勝因だと思われる。
それこそ決勝で戦った相手はセカンドにスピンサーブを使うレベルの強者だったが、気合いのシコラーでなんとか勝利。
1年でなんらかの大会優勝という目標を達成してしまった。
中級後半(2023年11月〜)
練習頻度
・スクール 週3~
・テニスオフ 週2~
・草トー 週1~
ってな感じで曜日で言えば雨の日以外テニスしている状態かつ、土日に関しては試合+テニスオフやテニスオフ2コマ+スクールのような形で練習。
状態
ファースト:そこそこ早めで60%程度入るスライス
セカンド:相手に叩かれない程度の威力で90%入るトップスライス
フォア:しっかりドライブをかけて深さと左右のコントロールができる
バック:浮くスライスをコントロールして返球
ボレー:シンプルなボレーミスが減ったが決め手にかける
スマッシュ:サービスライン少し後ろ程度に落ちるロブまでスマッシュで処理できるように
レポート
骨折も無事完治し、初級・初中級の草トーで試合経験を積みつつ優勝を目指す。ファーストサーブの成功率とファーストサーブが入った時の得点率を計算すると、威力が高くても30%以下しか入らないけど入ればエースが取れるファーストサーブより、60%以上入ってたまにエースが取れるくらいの威力のサーブの方がサービスキープ率が高くなる計算になった。
冷静にファーストサーブ率30%って、デュースまで行っても2本しかサーブ入って無いんだよね。ファーストサーブを入れるってこと自体、エースを取るだけでなくて、ゲームのリズムを作る意味でも重要で、威力はそこそこでも相手にプレッシャーがかかるため、試合の組み立てという意味でも初中級レベルでバカ打ちサーブはやめた方がいい結論に。
初級や初中級の試合では平均して準優勝できるレベルに成長。草トーの初級・初中級は適正レベルに対して、毎回1~2人は圧倒的強者が存在する。
それゆえ、それぞれの等級で優勝してから卒業しようとすると、運が良ければすぐに優勝できるし、運が悪ければ一生卒業できないことに。
シンプルにテニスの上達だけ考えたら、毎回準優勝できるレベルになったら2つくらい上のクラスの試合に出始めて良いと思う。
なんなら初級より先に初中級で優勝なんてことも起こり得るだろう。
今度は肋骨にヒビが
12月末にコロナとインフルが併発し、激しい咳に見舞われた結果肋骨にヒビが入り、2週間テニスから離脱。なんやかんや2週間もすれば痛み止めを飲みながら練習できたので良かったが、サーブが乱れるように…。
初級・初中級で優勝
なんやかんやで沼から脱出。インスピで初級優勝。テニスベアのレベル4大会の初中級で優勝。草トーは本当に出場者の運で優勝できるできないが変わるので、優勝どうこうよりも負ける時以外のスコアが大きく偏るようになったらクラスをあげて参加した方が上達が早くなる気がする。
上級(2024年02月〜)
練習頻度
・スクール 週3~
・テニスオフ 週2~
・草トー 週1~
ってな感じで曜日で言えば雨の日以外テニスしている状態かつ、土日に関しては試合+テニスオフやテニスオフ2コマ+スクールのような形で練習。
状態
ファースト:そこそこ早めでセンターとワイドをコントロールして60%程度入るスライス
セカンド:相手に叩かれない程度の威力で90%入るトップスライス
フォア:しっかりドライブをかけて深さと左右のコントロールができる
バック:浮くスライスと伸びるスライスをコントロールして返球
ボレー:シンプルなボレーミスが減ったが決め手にかける
スマッシュ:サービスライン少し後ろ程度に落ちるロブまでスマッシュで処理できるように
レポート
通っているスクールには中上級が存在しないということもあり、上級クラスにIN。ようやくこのnoteの本題まで辿り着いた。実際は1月に上級クラスに上がったのだが、肋骨が折れていたこともあり、あまりレッスンに参加できなかったので上級は2月からと考えても良いだろう。
とはいえ、まだまだ上級のヒヨッコ。さらにトーナメントクラスがあるとはいえ上級と言えば一般的なスクールの青天井なので、また一番雑魚からのスタートだ。
ポケモン対戦でいえばマスターボール級。スマブラで言えばVIP入り。ぷよぷよで言えばインターネット対戦入り。
ようやくテニスプレイヤーの入り口に立てたかなという心持ちだ。
草トーの主戦場は中級・中上級といえど、今後のことを考えるとオープンでも参加することに。中級以下の勝ち方とオープンの勝ち方はおそらく全然違う。
相手のミスを待つだけではなくチャンスボールを積極的に決めて自分で点を取る必要があり、逆に緩い球を打っていればすぐに決められる。
プレイスタイルを早くオープンに寄せていけるように矯正するのがここからの課題。
まとめ
以上「社会人から硬式テニスを始めた初心者が1年で入門から上級に成長した方法」でした。
Yahoo知恵袋などで「テニス初心者が入門から上級に上がるのに何年かかりますか?」みたいな質問が多くあったし、私も気になっていたので、実践した結果をまとめました。
正直現時点でどこのスクールでも上級認定される技術があるかと言えば怪しいけれども、1つの体験ということで、興味がある人には面白い内容かなと思います。
2024年3月でテニスを始めて1年になりますが、2年目の確実な目標は中上級草トー優勝、努力目標はオープン草トー優勝って感じで頑張ります。
その辺まで行けたら会社で実業団チームとか作ってリーグに参加したいですね。
ここまで楽しく上達できたのはスクールのコーチ陣・フロント・いつも一緒にテニスしてくださってる皆様のおかげだと思っています。引き続きエンジョイテニスしていきましょう!