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伝える力 池上彰

毎日本を読む10/20
伝える力
池上彰

昨日の本の著者の1人池上彰さん。
週刊こどもニュースのお父さん役でブレイクしてからNHKを退社。
フリーのジャーナリストとして今も人気です。
「話す」「書く」「聞く」能力を私も高めていきたい。
コミュニケーションの達人に学ぼうかと。

なぜこの本を手に取った?

池上彰さんに学ぶ、「伝える力」を高める方法

日常生活や仕事の中で、相手に自分の考えや意図がうまく伝わらないと感じたことはありませんか?プレゼンで相手が反応しない、会話がかみ合わない、説明しても誤解が生まれる…。これらの問題は、「伝える力」の不足が原因かもしれません。

しかし、この「伝える力」は意識して磨けば、誰でも身につけられるスキルです。そこで参考になるのが、池上彰さんの著書『伝える力』です。池上さんは、ニュース解説や講演などで、難しい話題を誰でも理解できるように噛み砕いて説明するスキルで知られています。彼の方法を学ぶことで、私たちも日常や仕事でのコミュニケーションが劇的に変わるはずです。

問題1:相手に理解されない

「相手に何度も説明しているのに、なぜか理解してもらえない」と感じたことはありませんか?これは、多くの場合、難しい言葉や複雑な概念をそのまま使ってしまうことが原因です。池上さんは、「難しいことも簡単に伝える」ことを重視しています。彼が実践しているのは、「中学生でも理解できるように伝える」ことです。

この方法は、難解な話題を噛み砕き、シンプルで具体的な例を用いることによって実現します。たとえば、経済の話をする際、池上さんは「お金の流れ」を日常生活に例えることで、誰でもイメージしやすくしています。これにより、複雑な概念もスムーズに理解されやすくなるのです。

問題2:聞き手に合わせた伝え方ができていない

もう一つのよくある問題は、「相手に合わせた伝え方」ができていないことです。相手が何を知っていて、何を理解していないかを考慮せずに話すと、結果として伝わらないことが多いです。池上さんは、「どう伝えれば相手が理解できるか?」を常に考え、相手の知識や興味に合わせて話の内容を調整しています。

また、池上さんは「聞き方」も非常に大切だと強調しています。相手の反応を観察し、相手が何を理解していて何に疑問を持っているかを見極めることが、効果的な伝え方に繋がります。聞き手を意識し、適切なタイミングで補足説明を加えることが大切です。

問題3:文章が伝わりにくい

さらに、文章を書く際に「どうしても伝わりにくい」と感じることがあるかもしれません。池上さんは、文章力を高めるためのポイントとして「もう一人の自分を育てる」ことを提案しています。これは、自分の文章を客観的に見る力を育てるということです。文章を書いている最中にも、俯瞰(ふかん)の視点を持ち、全体を構成する力を磨くことで、より伝わる文章が書けるようになるのです。

また、池上さんは「人に話してみる」「ブログを書く」といったアウトプットの重要性も強調しています。実際に人に伝えたり、文章に書いたりすることで、相手の反応から学び、伝え方を改善することができます。これにより、自分の「伝える力」が確実に向上していくのです。

解決策:話す力、書く力、聞く力を同時に伸ばす

池上さんの『伝える力』を通して学んだのは、話す力、書く力、聞く力がそれぞれ独立して成長するわけではなく、相互に影響し合いながら向上するということです。話す力を高めれば、聞く力や書く力も自然と強化されます。

例えば、文章を書く時にも、相手がどう受け取るかを意識することができれば、より効果的なコミュニケーションが可能になります。また、話す際には、文章での構成力が役立ちます。聞く力も、相手の意図や理解度を把握するために重要なスキルです。

結論:池上彰さんから学べる「伝える力」

池上彰さんの『伝える力』は、日常や仕事の中で相手にうまく伝えるための実践的な技術を学べる一冊です。まずは、自分が伝えたいことを深く理解し、それを相手にどう伝えるかをしっかり考えることが大切です。そして、相手の知識や反応に合わせて柔軟に対応し、シンプルにわかりやすく伝えることが求められます。

本書を読んで感じたのは、話す力、書く力、聞く力はお互いに補完し合い、共に成長していくということです。仕事でのプレゼンや日常生活での会話において、伝える力を高めたいと考えている方には、池上さんの『伝える力』は必読の一冊です。


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