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休む技術 西多昌規

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休む技術
西多昌規

体が疲れている
休み方がわかっているいないのではないか?
自営でやっていると、ついオンとオフを作らないでずっと走ってしまう。
休み方が知りたい。

どうしてこの本を??

ちゃんと休めている?

暮らしをゆるめてこまめに休む技術
日常生活の中で小まめに休息を取り入れ、心身の緊張を和らげる方法を紹介している。
仕事を計画的にサボるとか旅行の計画をたてるとか、そういうことです。
とても簡単なことばかり。
そんなことができなくなっていくんだなと驚きます。
おそらく自覚はなくて。
怖いですね。


からだをゆるめて休ませる技術
適切な睡眠やリラクゼーションを通じて、身体の疲労を効果的に解消する技術を解説。
軽い運動、瞑想、良質な睡眠、マッサージなどで体を緩めることの例としてあげられています。
この中で意外と難しいのは睡眠だと思います。
軽い運動を取り入れて疲れさせてから、ぬるめのお風呂で交感神経優位を解いて、
規則正しい生活リズムを取り入れることが、なかなかできないんですよね。
私はここにアプローチしようと考えて、運動の習慣に縄跳びを導入することにしました。
さっそくAmazonで1000円もしない縄跳びロープを購入。
Amazonベーシックにありました。
縄跳びなら着替えもせず、1分間の細切れ時間でできますし、時間や回数で達成感を得やすいことも良いと思います。
旅先に持ち込むのも簡単です。
「すぐ」「短時間に」「楽しく」「いつでも」
習慣化の敵は日々の再現性だと思います。
飛ぶだけでなく、ストレッチの補助具としても使えます。
おすすめです。

上手に休んでパフォーマンスを上げる技術
休息を活用して仕事の効率や創造性を高めるための具体的な方法を提案。
仕事モードと休憩モードは交感神経優位か副交感神経優位かでわかりやすく切り分けられる。
このスイッチングを訓練することで、仕事の効率を上げることができる。
私のおすすめは、本書にもありますが「瞑想」です。
縄跳びとほぼ同じ理由で、得位道具が必要ないことは素晴らしい点です。
鼻から吸って口から吐くといったメソッドであれば、どんな状況でもすぐにできるので
まずは仕事に入る手前でやるルールを取り入れてみて欲しいです。
また、記憶定着にも休憩が効果的と本書にあります。
時折休憩し、そこまでの学習を反芻して記憶定着をすることで、思い出しやすくすることができます。
学習や仕事において休憩は「するべき」ものなのです。


人間関係を休む技術
対人関係のストレスを軽減し、適度な距離感を保つことで心の負担を減らす。
「がんばらない」っていうやつですね。
この分野については、「他人軸で生きるのをやめる」が1番いいのですが、
それができないからみんな悩むんですよね。
この章のが気になるようなら、心療内科にかかってしまうのも手だと思います。
私は通算3回心療内科に通ったことがありますが、
回を重ねて、「診断名をつけてもらうこと」で、安心することができました。
薬は的確に効きますし、それによって自分を許すことができました。
万人向けかは分かりません。

「やらなきゃダメ」を休む技術
過度な義務感や完璧主義を緩め、自分に合ったペースで休息を取る重要性。
この章の内容は、あまり有効とはいえません。
まぁ確かにその通りです。
でも、それ実行できるなら悩んでいません。
やっぱりこの章についても「病院に行け」です。

辛かったら心の病院へ行こう

最初に行くまでは、「病院に行ったら負け」みたいな意識がありました。
サラリーマンとして落ちこぼれの烙印を押されるような気持ち。
でも、そんなことはありません。
早く行って軽い薬をもらって来たら、安心できますよ。

もし、職場環境がものすごく良くて、直接その悩みをシェア出来るんだとしたら、話すことも可能かもしれません。

しかし、確実に高負荷な仕事は回ってこなくなります。
チャンスが激減するでしょう。

まぁまぁギャンブルですよね。

どれだけ病気を言い訳にしてみても、
同僚が口では優しいことを言っていたとしても、
評価はガクンとさがります。
「メンタルよわ男」です。

それだけといえばそれだけです。
気にしないのなら、良いでしょう。

私としては、クリニックで、比較的通いやすいところに行くのがオススメです。
アドバイスとかは期待しないでください。
変な依存癖付きますしね。
診断名を付けてもらって、薬をもらうためと割り切りましょう。
病気を理由に逃げ込むためではありません。
いっときの緊急避難ですので、そこは気をつけましょう。

心が病む手前で読む本です。
本書の使い方は、軽く読めるうちは大丈夫です。
内容に「でも」「だって」と思うようなら、心療内科に行くことも考慮されたら良いと思います。
少なくともその人は、休むのが下手な人です。
気をつけましょう。



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