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論語と算盤 渋沢栄一

毎日本を読む12/26
論語と算盤
渋沢栄一

時の人の本を読まないわけにはいかなかろう。
そんな思い。

何故この本を手に取った?

渋沢栄一という偉人こそ、「偉人」という言葉が最もふさわしい存在ではないでしょうか。彼は、近代日本において類まれな実績を積み上げた稀代の人物です。第一国立銀行(現:みずほ銀行)、東京証券取引所、東京ガス、王子製紙、帝国ホテルといった名だたる企業の設立に関与し、その数は実に500社以上にも及びます。その上、彼が提唱した「利益追求だけではなく、社会への貢献や公益を重視する」というビジネスモデルは、近代資本主義の中で光る倫理観を伴った経営思想として、今なお現代に通じる普遍的な価値を持っています。

渋沢はまた、教育や福祉、国際親善の分野でも多大な貢献をしました。東京女子大学や一橋大学(旧・商法講習所)の創設に尽力し、済生会の設立や日本赤十字社の支援を通じて、社会福祉にも深い関心を示しました。さらに、日本と海外を結ぶ架け橋として民間外交を推進し、国際社会における日本の地位向上にも寄与しました。

このように、渋沢栄一の人生はまるで歴史を超えた「漫画の主人公」のように感じられます。その姿は、現代のスポーツ界における大谷翔平選手のような、規格外のスケール感を持っています。そして今、生成AIの時代を迎え、新たな価値観や倫理観が求められる時代にこそ、渋沢栄一のような人物が必要とされています。もし彼が再びこの世に生まれたなら、どれほどのインスピレーションを現代社会に与えてくれることでしょうか。彼の哲学と実績は、これからも日本だけでなく、世界中で語り継がれるべき財産です。

もっと掘り下げたい。学びたい。


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