僕らが毎日やっている最強の読み方 池上彰・佐藤優
毎日本を読む10/19
僕らが毎日やっている最強の読み方
池上彰・佐藤優
知の教科書は膨大な作業量に基づいている
誰もが知る論客である池上彰さんと佐藤優さんの「知の源泉」
情報のインプット術を網羅した一冊。
新聞・雑誌・ネット・書籍の読み方全スキル!
まず目次を読んで唸りました。
「毎日こんな量を読めるものなのか・・・。」
「一流って努力もすごいんだな。」
地道で膨大な作業をこなしてこそ、
取捨選択もでき、効率的にインプットができるということか。
取り入れたものが血肉となっていく絵をイメージさせられた。
今回は書籍の読み方だけにフォーカスする事にしました。
今のところ新聞・雑誌を読む予定はないので。
正直なところ、そこまでの量のインプットが出来る気がしないです。
パンクしちゃう!(笑)
世の中を「理解する」には書籍が基本
基礎知識は書籍でしか身につかない。
本の選び方
書店で知りたいジャンルの棚を見る。
池上さんは、ネット書店は便利だが、リアル書店は俯瞰性の高さが非常に良いという。
書店に並ぶ本のタイトルと帯の文章を眺めるだけでも、いろいろな情報を得られる。
書店員の知識をフル活用しているそうだ。
そして「迷ったら買う」
どんなジャンルでも源流となる基礎の本は3冊程度なので、多読でそれを炙り出したら基本の書を熟読すると良い。
入門書について
専門外の知識・教養は通俗化された良書で押さえるとよい。
わかりやすさは重要。
全体像を理解した上で余計な情報を削ぎ落としたもので、
わかりやすい入門書を選ぶ。
読書の効率をあげる
池上さんは、効率的な読書には本を仕分けることとしています。
熟読する本と、そうでない本。
類書全体の基礎になっている本を見つけ出し、その本は熟読する。
それ以外は速読にするといった具合です。
私は本は惹かれるがまま選んでいます。
300冊までは浴びるように読むと決めていて、
今まで読んでないからこそ、どこに手を伸ばしても面白いですし、
読んだ本が次の興味を起こしてくれています。
最近は、「どうして著者はこういう考え方、見方に至ったのだろう?」という興味があり、
本の内容とは別に作者の経歴、生い立ち、交友、メンターなどを検索しながら読んでいます。
その結果、作者が影響を受けた人や書籍に行きつき、
読みたい本は購入予定の一覧に毎日増え続けています。
読書時間の確保
「1日これだけ読もうと決めてしまう」
読むと決めたら読む。完璧を目指さない。
読書時間はネット断ちと酒断ち。
細切れ時間を意識する。
私の読書のルールは
・1日一冊
・noteに1記事として書く
に絞っています。
要約を書くためではなく、
気になったポイントを中心に、まつわる話や、考えた事を
誰が読んでもわかるように書くという事と、
言いたいことが伝わる1番少ない語数で書こうと心がけています。
後日読み返してリライトしても良いと思っていて、気楽にやっているのも良いのでしょう。
今のところ楽しく続いています。
まずは圧倒的な量を読みたい
佐藤さんは少なくて300冊、多い時で毎月500冊の本に目を通して、
そのうち熟読するのは4〜5冊だそうです。
つまり毎日10〜16冊の本を読んでいるという事になります。
1日最低4時間は読書に割くそうで、「はじめに」に目を通し、重要部分を把握してから、
超速読はフラッシュ的にキーワードを追って5分で。
普通の速読は30分。重要部分を絞って15秒/ページくらいで。
圧倒的な経験値と基礎知識量が、自分に必要な書籍を選び出す能力となっていて、
読書の生産性は累進的に高まっていく事になるのだろう。
想像の及ばない次元に、ただ感嘆してしまいます。
その世界に到達することはないですが、
まずはマネして取り入れてみて、自分に合った読書術を見つけ出してみようと思います。
冒頭にも書いた通り、新聞や雑誌の読み方も書かれています。
ものすごい情報量ですが、対談形式であるためスラスラと読むことができると思います。
世代の差やバックボーンも違うのでそのまま全てとはいきませんが、参考にして自分用にカスタマイズしてみてはいかがでしょうか?