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ファラオの密室分析

まず表紙のイラストに目を惹かれた。表紙の絵は真実を司る神マアトなのか?

一応、ミステリーに分類されるが、古代エジプトを舞台としたファンタジーでもあり、面白かった。
ミステリー的なトリックはそんなに驚きはないが、殺されたものが自らの死んだ理由を見つけるために蘇ったと言う設定と、エジプトの生活を体感できることとエジプトの宗教・死生観が自然と学べて面白い。

古代エジプトを舞台にした作品は結構好きだと思う。ハムナプトラとかも。

構成的には普通だが、主人公がミイラとして蘇り、犯人を探すという主人公の動機と、古代エジプトを肌で感じられるところがよかったポイントだと思う。
実際の史実を多少絡めると勉強になるので面白い。

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