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「教える」と「教わる」のPDCAサイクル
1.PDCA大事なんだって。
理学療法士の業界でもPDCA大事だと叫ばれるようになりました。
理学療法士の新人研修ガイドブックが公開されています。
新人理学療法士職員研修ガイドライン
この中に、PDCAと含む文言はこちら。
2)人材育成の基本をなす OJTーPDCA サイクルに基づく実践ー
OJT は、単に業務を通じて学ばせるということではなく、意図的・計画的・継続的に指導育成を図る方法であ る。その基本は、PDCA(Plan 計画→Do 実行→Check 評価→Action 改善)であり、このサイクルを繰り返 すことによって、能力向上や到達目標を達成することができる。
この後の文章を要約していくと
1.Plan 達成目標を決める
2.do 見学 説明 実施の順で取り組んでいく
3.check 到達状況を確認する
4.act 達成状況に応じて教育プランの再構築を行う
すごく当たり前ですが、すごく大事なことです。
2. 「教える」にはゴールが必要(Plan)
教えることに必死なあまり、教えることができていないこと、多いと思いませんか。
教わった側が、理解できていない場合、それは「教える」ことがコミットできていない。
理学療法士として現場で経験するのは、学生や新人に療法士がとても楽しそうにペラペラ喋りながら教えているが、教わった側に後で聞いてみると「何にもわからない」というケース。
この場合は、教えている様子を遠目で見ている他のスタッフは「あ〜あの新人、目が死んでるな、わかってないんやろな。そりゃわからんわ(笑)」と確実に気づいています(笑)
「今何を教えたいのか」
「教えた結果、相手にどのような行動変容を求めるのか」
「それをどのように評価するのか」
教える側は明確にしておかなくてはならないと思います。
これは「教える側の成長」を考えたときに、大変重要な点であると思います。
2.どのように教えたら良いのか(Do)
「わかりやすく」教える。これは当たり前ですが、わかりやすいってそもそも何なのか。難しい。。
私は
「言葉の選び方」
「説明と実践のバランス」
「責任の所在の明確化」
が大事だと思っていますが、これはまた後日。
3.行動変容は得られたか?(Check)
「どんな行動変容を求めるのか」について「よく観察する」「気づく」
まず、「教わった相手がよく理解をしたのか、それによって行動変容をしたのか、それがどの程度なのか」を明確にしなくてはなりません。
この部分が、欠如してしまうことが非常に多いように思います。
「教える側」が余裕がなかったり、物理的に多忙であったり、コミュニケーションが希薄であったり、そんなことでよく起こってしまう・・・
その上で、
「どこで伝わらなかったのか?うまく伝わったのか?」
「どんな教え方が有効であったか」をよく考える
教えている最中の相手の反応や表情をリアルタイムでチェックし続ける。
このCheckの段階が一番大事なんじゃないかと思います。
「教える側」も「教わる側」もあらゆるCheckを施さないといけない。
それによって「教える側」も非常に多くの「教え」を得ることができます。
4.再び、「教え」、「教わる」(Act)
うまく教えられた経験は「教える側」に「自信」となり、「教わる側」には「成果」になる。
うなく行かなかったことも一つの評価として、もう一度トライする。
(余談的ですが、しかし、「教える」ことは、一度うまく行かないと「教わる側」は「もうあの人には教わらんとこ」となりやすいと思います。
「教える側」が教えるの一辺倒ではなく、「一緒に考えよう」のスタンスでいるのがいいと私は思っています。)
5.まとめ
「教える」ということは「自分の知識のアウトプット」ではありますが、「アウトプットが相手にインプットされる」=「相手の行動変容が得られる」ことが必須になります。
このような「明確な目標」が「教える」ことにはあります。
なんでも、「目標」をコミットするには「PDCAサイクル」が必須であろうと思います。
以上、今回は
当たり前のようで当たり前でない、「教える」ことの「PDCAサイクル」を考えました。