【Netflix】引きこもり第2号誕生!?雅治は知っている引きこもりにどう接するのか【0.5の男 第3話】
みなさん、こんにちは!
今回は、Netflixで配信中の『0.5の男』の第3話のレビューをしたいと思います。
引きこもっていた雅治(松田龍平)は、突如姉夫婦と同居することになり、2世帯からはみ出た”0.5の男”にされてしまいました。
前回、第2話では甥っ子である蓮と”バグレンジャー”ダンスを通じて、打ち解けたものの、姪・恵麻は不登校気味になっていることが発覚しました。
そんな恵麻との関係は氷解するのかの第3話です。
【あらすじ】
蓮と仲良くなって以来、幼稚園には雅治が送り迎えしている。
土手で出会ったひとみ先生(西野七瀬)から、”ハンカチのお礼”を絵馬に渡してほしいと託される。
中学校を早退してきた恵麻にハンカチを渡そうとするも、説教をされると思って拒絶されてしまう。
雅治は、Q太郎としてソルトこと恵麻に話しかける。学校は楽しくないし、おじさんはキモいと言われ傷ついてしまう。
遂に、中学校を通して恵麻の早退がバレてしまう。沙織(臼井あさみ)は感情的にスマホを取り上げてしまい、行き場をなくした恵麻は雅治の部屋に籠城してしまう。
健太も「説明しないとわからない」、「みんな困ってる」と恵麻を出させようとするが、苦労の甲斐なく恵麻が出てくることはなかった。
雅治はひとみ先生の助言通り、距離を保ち、贅沢なおにぎりが冷蔵庫にあることをポストイットで知らせてあげた。
すると、恵麻は出てくるようになり、雅治はとうとう自分の部屋を取り戻すことが出来たのだ。
部屋はきれいに片付けられており、パソコンには「はんかちとおにぎり ありがとうございました」とポストイットが貼られていた。
【感想】
今回のテーマは?
今回は完全なる”恵麻フィーチャー回”だった。
恵麻が急な転校で、学校で孤立し始めたのを皮切りに、部屋に引きこもってしまう。
とても印象的だったのは、雅治の「引きこもっている人に、『頑張れ』は逆効果だよ」という台詞だ。
うつ病の人に「頑張れ」が禁句のように、気分が沈んでいる人にそういった言葉は適していない。
このように、今回はかなり”臨床心理学"的な回だったと思う。
祖母の恵子が恵麻が引きこもったとき、何も言わずにいたのは、雅治に同じ様に説明を求めて逆効果なのを知っていたからだ。
その片鱗は次のシーンでも、よく現れる。
ばあばのトマトなら食べられる
蓮が母の沙織が作ったトマトは食べられないけど、なぜか恵子(ばあば)のトマトなら食べられるというシーンがある。
沙織の職場での発言でもあるように、無理に食べさせようとすることが食べたくなさを助長している。
これは、心理学での”心理的リアクタンス”だと思う。
「~してはいけない」と言われると、それと反対の感情が芽生えるのだ。
「押すなよ、押すなよ」と言われたら押したくなるアレのことだ。
幼児教育で、「コラ!走らない」ではなく、「ゆっくり歩こうね」と言われるのも納得できるシーンだった。
みんな忙しいから無理です
恵麻はQ太郎から、学校を早退しているときに家族の誰かに相談しないのか聞かれます。
すると、恵麻は「みんな忙しいから無理です」と返信する。
一方で、早退が発覚すると「分かるように説明しなさい」と話すようにいってくる。
確かに、これは身勝手である。いいたいときに聞いてくれなくて、ほっといて欲しいときに話させてくるのだ。
例え、心の余裕がなくても子どもにはいつでも相談していいよ、という姿勢でいたいと思わせるシーンだった。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました!
第3話では、雅治がひとみ先生と再会した一方で、恵麻は引きこもるようになってしまいます。
恵麻とは和解しましたが、雅治がなぜ引きこもるようになったのかは明らかになっていません。
次回以降、ひとみ先生との関係に進展はあるのか、沙織家族とどのように接していくのか、見逃せません!
それでは、また👋