教師の武器は?と聞かれたらどう答えますか?
私は、「言葉である」と答えます。
小暮太一さんの『「自分の言葉」で人を動かす』は、
教師として働く上で必要な武器を授けてくれました。
今回は、4つの箇所を引用し、簡単に考察しました。
この文章の前に「人は論理で理解し、感情で動く」という言葉も紹介されています。
正しいことを言うだけでは人は動いてくれない。
事実として受け入れる必要があります。その上で、どのように言葉を操るのか?
「言いたいこと」ではなくて「教えたいこと」を。
そうすれば、相手の存在を意識するから。
というのが、筆者の主張となっています。
これくらいフランクに表現することも大切だと。
確かに、授業をしていても、ちょっと崩れた言葉で説明すれば、
生徒の食いつきがいいことありますね。
最後に、すでに実践した内容を。
直接、あるいはメール文に使う常套句。
「何かあれば連携してください」
この言葉を少し変えるだけで大きな武器になります。
私も早速、自分が主任を務める会議で使ってみました。
いつもは、メンバーを引っ張るスタイルでやっているので、
一瞬、「お?」という間がありましたが、
メンバーからは、報告が出てくる出てくる。
姿勢が少し変わるだけで、相手の行動がこんなにも変わる。
やはり「言葉という武器」はすごい。
”ペンは剣よりも強し”とは昔の言葉ですが、
「言葉」で学校を、そして未来を変えていきたいですね。