日本の教育は素晴らしいのか？
映画『小学校～それは小さな社会～』の山崎エマ監督が、フジテレビの番組『ノンストップ！』に出演し、日本の小学校教育の特色について議論しました。山崎監督は、自身の経験から日本の小学校での生活習慣教育が社会性や責任感の形成に寄与していると指摘し、特に「靴を揃える」「自分たちで教室を掃除する」といった日常的な活動が、社会の仕組みを学ぶ上で重要であると述べました。また、これらの活動が海外で高く評価されていることも紹介されました。一方で、同調圧力の問題や教員の多忙さなど、日本の教育現場が抱える課題についても言及され、教育の在り方について多角的な視点からの議論が展開されました。
さらに、山崎監督は日本の小学校教育における「特別活動（TOKKATSU）」の意義についても触れています。これらの活動は、学力だけでなく、子どもたちの社会性や協調性を育む上で重要であり、海外でも注目されています。
この映画は、2023年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、欧州最大の日本映画祭・ニッポン・コネクション（ドイツ）で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。
日本の小学校教育の独自性とその影響を深く考察したこの映画は、教育関係者や保護者のみならず、多くの人々にとって示唆に富む作品となっています。
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こうやって、私たちの生活を支える（干渉する）場面が、
今後はもっと増えていくと思うと、
複雑な心境ですが、しょうがないことですね。
日本の教育の素晴らしさを紹介している記事ですが、
果たして本当にそうなのでしょうか？
ユニセフ・イノチェンティ研究所が発表した報告書『レポートカード16』によれば、日本の子どもの幸福度は、先進国38カ国中20位と評価されています。分野別に見ると、身体的健康では1位と高評価を得ており、これは低い死亡率や過体重・肥満の少なさが要因とされています。一方、精神的幸福度は37位と低く、生活満足度が低い子どもの割合や高い自殺率が懸念材料となっています。また、スキル分野では27位で、学力は上位であるものの、社会的スキルの低さが課題として浮かび上がっています。このように、日本の子どもたちは身体的には健康である一方、精神的幸福度や社会的スキルの面で課題を抱えていることが明らかになりました。
本当に日本の学校教育が素晴らしいのであれば、
このレポートはなぜこのような数字なのか？
日本財団が2024年2月に実施した18歳意識調査によれば、日本の若者は自国の将来や自身の未来に対する期待が他国と比べて低いことが明らかになりました。自国の将来が「良くなる」と答えた日本の若者は15.3%で、調査対象6カ国中最下位でした。また、自身の将来に「夢を持っている」と答えたのは60%で、これも最下位でした。さらに、「自分の行動で国や社会を変えられると思う」と答えたのは45.8%で、他国より低い結果となりました。これらの結果は、日本の若者の自己肯定感や自己効力感が他国と比べて低いことを示しています。また、国の重要な課題として、少子化と高齢化が上位に挙げられました。
身の回りの整理整頓ができることも大切だとは思う。
私も、そのような価値観を持ち、我が子や生徒に対して、
指導をしているのも事実ではある。
しかしながら、その結果として、我が国の子どもたちが、
満足できていない現状が生まれているのだとしたら、
改善すべきではないかと思う。