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BIツールを導入しようとしたらDWHも必要だった悲しい思い出

本日は、意外と人事部が知らない「BIツールを導入するだけではデータを可視化・分析できない」という話をしたいと思います。

私もデータ分析を何も知らないときは、BIツールというものを導入すれば、採用~育成・配置転換・評価~退職までの一気通貫のデータを様々なグラフや表で可視化できるとばかり思っていました。

誰も明確に教えてくれないので、問題なくできると思っていました。

しかし、TableauやPowerBIを導入するだけではそれができないことを知り、とてもガッカリしたことを今でも鮮明に覚えています。

人事基幹システムに入っているデータなど、1種類のデータだけを使うのであれば、そのデータをTableauやPowerBIに直接入れれば見ることができます。

しかし、採用~育成・配置転換・評価~退職までの様々なシステムにあるデータを一か所にまとめて加工して結合することをしないと、TableauやPowerBIを導入しても意味がありません。

なぜなら、TableauやPowerBIに入れるデータができあがらないからです。

データ分析に精通している方であれば「当たり前でしょ。何言ってるのかな?」と思うような単純なことだと思います。

しかし、データ分析に詳しくない人事担当者の方は、「え?そうなの?」と思う人が多いと思います。

TableauやPowerBIは安くても、データをまとめて加工して結合する基盤のDWHやデータレイクが高いのです。

そのため、最初は一部のシステムの少ないデータだけで可視化を行い、新たな予算の承認が下りてから対象のシステム・データを広げるしかありませんでした。

BIツールベンダーがDWH、データレイクの構築まで安価でサポートしてくれれば良いのですが。。。

そのようなBIツールベンダーがいれば、日本の人事部のデータ分析は進んでいくのではないかと思いました。

アメリカのVisierやOne ModelなどもDWHやデータレイクが必要なのでしょうか。。。

そうなると予算のない企業の人事部が、採用~育成・配置転換・評価~退職までの一気通貫のデータ分析を行うことはとても難しいと思いました。。。


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