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踊り手:加藤葉月 語り手・音:西山珠生 (水滴) *ゆびさき。爪の縁。指先を震わせる。ひか…
【第1楽章】 はじめに*塊*があった。 発生する。振動が伝わり、連動してうごめく。(細胞の…
幻視譚[傷-風化] 2024/5/30(Thu.)-6/2(Sun.) スタジオ空洞(東京都豊島) [A Scene] 作…
ほんのちょっと前まで、僕はもじを書く人と一つ屋根の下にいた。初めは結構よく喋っていたと思…
砂場には表情がある。もし今度、誰もいない公園を訪れる機会があったら、ぜひ砂場に直行してほ…
痛みの見えない傷を描く西山珠生 ステートメントに代えて 数日前、科博に出かけた。 常設展…
傷、風化 ぱっくりと開いた傷口から、皮下の世界が覗く。つなぎ目のない表面(のようにみえるもの)に覆われ一個の生命として自立していた「それ」の、無数の虫たちによって織りなされた姿に私たちは直面する。普段は見ようとすらしないが、一枚めくると在る、生まれるものを露わにする。 傷からは息が漏れ出し、体液が流れ、痛みを与え膿んでいく。あるいはなにもないかのようにのぞき穴然として口を開けたままでいる。ときに傷はふさがり、ときにそこから綻びる。傷と風化というテーマは、生の営みを彷彿させ
はじめに、ひとつの[イメージ]があった。 無数の虫たちが歩いている。 彼らはひと足ずつ、一…
僕は少しだけ、彼女のことを知っている。その一端を、あなたと共有しようと思う。 彼女は迷う…