“スキ“が繋がる瞬間
演劇などの作品を見た後、数日経った後に
その作品と過去に見てきた別の作品とが頭の中で繋がる瞬間があります
怪獣無法地帯さんの『FANTASY/』観劇させて頂いてから
数日が経ち 頭の中にある点だった
私の“スキ”が点から線になる瞬間(快感)がありましたので
それを共有させて頂きたいと思います
“スキ”が繋がり始めたきっかけは『FANTASY/』の中のセリフ
「人は死んだら言葉が残る」とある小説家が残した言葉の引用として
使われていましたが
この言葉について深く考える機会がありました
日常的に作品に触れていると
数々の著名人、歴史上の人物が残した名言や格言に触れる機会があります
死して尚 語り継がれるその言葉たち
それは彼らが生きてきた証なのでしょう
もし自分が死んだ時どんな言葉を残せるのでしょうか?
死んだら私はそこで消えてなくってしまうのでしょうか?
(暗いですね…嫌ですね…笑)
そんな根暗な事を考えていたら
とある作品のセリフがふと降りてきました
日本を代表する国民的漫画『ワンピース』(今アニメ追いかけている最中ですが)
序盤に登場するキャラクター Dr.ヒルルクの有名なセリフです
「よう…人はいつ死ぬと思う?
心臓をピストルで撃ち抜かれた時? 違う
不治の病に侵された時? 違う
猛毒キノコのスープを飲んだ時? 違う
人に、忘れられた時さ」
ここで頭からドーパミンが噴出
“彼らが残した名言や格言は、死して尚語り継がれているわけではない
きっと、その言葉が残っている限り彼らは生き続けているのだ“
人から忘れらない限り 自分はその人の中で生き続けられる
そんな想いが頭の中を駆け巡ります
しかし 人は忘れる生き物
日々受け取る大量の情報から必要な物を選び取り
要らない物をデリートされていく
忘れられないようにするにはどうしたらいいのか
実体験から考えると
何かを想起する時はやはり音や映像ではなく
言葉が最初に出てくると思います
人についても同じで
今まで出会った人を思い出す時
こんな事を言っていた〇〇さんという思い出し方をよくします
「俺か、俺以外か」でローランドさんを思い出すように
逆にビジュアルや声から人を思い出した経験は稀な気がします
(匂いで思い出した経験はある気がします)
言葉は人の心に何かを刻むのに適している形状なのかもしれません
そう考えると
やはり 人に忘れられない為には
言葉が一番のツールになるかもしれませんね
ここまで話しておいてなんですが
私は決してしたくない訳でも、生き続けていたい訳でもありません笑
強いていうなら消えてしまうのが怖い とは思いますが
なんでこんな事を考えているのかを深堀していたら
次の“スキ”?に繋がりました
これは自分の言葉(というと気恥ずかしいですが)
学生時代に掲げた就活(人生)の軸
「人生が変わるきっかけに携わりたい」
「自分に関わる人の人生が 少しでもいい方向に向かってほしい」
今でも大事にしている言葉です
それを実現する為に
自分に関わってくれた人に 何か言葉を残すことが出来たら
(それができたら苦労はしないですが…)
『FANTASY/』の観劇をきっかけに
そんな思考に辿り着きました
消えたくない
誰かの転機に立っていたい
自分のエゴでしかないです
単なる綺麗事です
でも、そんなエゴと綺麗事が
自分の生きている意味になり
演劇を続けている意味になり
自分を支えているのだと改めて実感いたしました
最後にもう一つ“スキ”が繋がっているので紹介をさせてください
学生時代から時々聴いている
amazarashiさんの楽曲『14歳』
その中の歌詞
楽しくないけど笑ってみた
それでも僕ら空っぽだから
今すぐ何かを始めなくちゃ
それなら僕は歌を歌うよ
・・・
生きたくないけど生き残った
彼女は今日も空っぽだから
今すぐ何かを伝えなくちゃ
それなら僕は歌を歌うよ
繰り返されるサビの部分
人は生きたくて生きている訳ではない
それなら自分が生きている意味を見つけなくてはいけない
まずは動いて
ほんの少しでも
それがいつか
自分と同じような誰かが生きる意味を見つける
きっかけになるかもれない
人の人生を変えたいなんて
そんな無謀で無神経なことをしたい訳ではありません
あくまで変わるのはその人なのですから
ただその瞬間を少しでも関われたら
こんなに幸せなことはないと思います
だから、私は言葉を残せたらなと
演劇を続けないとなと
考えているのでした
自分の思考の垂れ流しですが
皆さんのお役に立てたら、
何かのきっかけになれたらなと思い日々投稿をしていますので
たまに覗きに来てください笑