美味しいお水

【広島県神石郡神石高原町 神雷 日本酒】

麹室は室温が32度くらいなので、
「種切り」や「切り返し」の仕事中は汗が止まりません

慣れると汗の量も減るよ、
と社長から言われましたが、
汗っかきの僕はまだまだたくさん汗をかいています

麹室から出るとすぐに水分補給です

ここで気付いた事は、
酒蔵のお水は美味しい
という事です

広島の水は軟水で有名です
広島県東広島市西条駅前にある酒蔵通りでは
酒蔵の前でお水の試飲が出来ます

以前、その酒蔵の前で試飲しました
まろやかな軟水は美味しかったのですが、
神雷のお水はさらに軟らかなお水でした

そういえば、神雷へ蔵見学に来たお客様も
お水を試飲され美味しいと仰っていました

許可を頂いてお水を頂き、
晩酌の際、チェイサーにするとこれも美味しい
母は、コーヒーを淹れる時に使いましたが、
まろやかで雑味が少なかったようです

ディプロマの授業であき先生が仰っていた話で、

灘の酒造りを真似ようとした酒造家が
お米を同じものにしても味は灘のものにならず
蔵人を灘から引き抜いても灘のものにならず
お水を灘と同じものにしてようやく灘と同じ様な酒が出来た

という話を思い出した

映画「吟ずる者たち」で
三浦仙三郎は
酒蔵を新しくしても
灘の酒造りを学んでも
理想のお酒は出来なかったが

お水が軟水であることを教わり、
吟醸造りに成功した

美味しいお水が美味しいお酒には
不可欠であることを実感しました

もし、酒蔵見学に行く事があったら
お水を頂いてみたいです

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