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考え方って200種類あんねん

私の専攻は物理です。今はAIを使って固体物理に応用していくような研究をしています。
え、急に難しそうなこと言いだしそう!退散退散~となるお心も分かりますが少しお付き合いください。

さて、絵画に一時期人生を捧げた私がなぜ物理を専攻したのか?
それは

絵がうまくなるために物理を学んだのです

?????
なに言ってるんだと思います?私もそう思います。しかし人間というのは理屈じゃ語れない曖昧な部分を多くもっている生き物で、それが時に大きな発見や発展につながるのです。

美しさとは


貝殻の螺旋構造

藝術とはなんでしょう?
それは自然の中で「美しい」として見いだされるものを絵や写真などで具現化するものです。藝術で求められる洗練された美しさとは、自然の中から学ぶものであると本に書いてありました。


黄金比

そして物理とは自然界に存在する法則を数字や記号で表したもので、
「物(もの)の理(ことわり)」となります。
私たちが普段生活する上で必ず成り立っている秩序であり、逃れられない力でもあります。
皆さんが地球上で暮らしているなら重力などは必然に関わってきます。つまりあの公式や方程式は自然の中で必ず成り立つもので、式のすべての項が意味を持つ究極の洗練であり、先人が自然の中から学んだ結果の集大成です。

あれ、わりとそれぞれ似たとこあるかも?そう、似ているも何も同じ自然という対象を見つめたとき、感覚的に表現するか論理的に表現するかの違いだったのです。

わたしはこう思うのです、
物理という自然界の究極の洗練を学べば、きっと描ける絵画にも洗練された美しさが滲み出てくるはずだと。

高校時代

さて、高校物理では教科書に物理法則の成り立ちや元ネタが記載されているはずもなく、例えるなら「赤信号は渡ってはいけません!なぜならみんながそう認識しなければならないからです!」のようにろくに理由も知らず、ひたすら暗記して解くことしかできませんでした。

そこで大学に入ってその意味や成り立ちを知りたいと思ったのです。
ただそこで大きな壁が立ちはだかります。わたしは物理が大の苦手だったのです!!は??
「なんでどうして人間」である私は、そこに適する理由がなければ前に進めない人間でして、物理のテストは下から数えたほうが早かったです。何なら理系ではなく文系の方が点数をとれていました。

そんな奴に払う学費はねえ!!親が可哀想。うんそうかも。

しかし私はあるとき、学年で3人しか解けなかった物理の難問を解いてしまったのです。そこで思いました。突き詰めればきっと尖ったものがでてくる!このまま進めばきっと自分にしか解釈できないものの考え方が身について自信が持てるはずだと!!
親も信じてくれました。ほんと親不孝者ですみません。魚が陸で暮らしてどうすんだと。

というわけで私は物理を学びながら絵画制作をするという大学生活を送ったのでした。


まあ挫折はしましたけど、、、ここで終わっては面白くない!人間の底力をみせてやる!!!心臓をささげよ!!!!

to be continued


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