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うつ病はステータスじゃない

自分は軽いうつ病なので、重い人のことは正直わからないことが多いけど、よく目につく”うつ病”は同情を誘うものばかりで反吐が出る。健常者の人には一生理解されない。これは当然のことなのだ。だから自分は友達の前、親の前では暗い部分を見せない。普通に自分の状況を何も知らない人にも、うつ病を経験しているからといって知った気になっている人にも、同情されたら腹立つもんじゃないんだろうか。なぜ理解してもらおうとするんだろうか。自分だって相手のこと何にも理解していないくせに。仕事に支障が出るのなら然るべき順序をたどって休みを取ればいい。バイトならとんでもまた新しいところがすぐ見つかる。
そんな心持で友達や家族と接していたら、ある友達には、「ほんとにうつ病なの?」またある友達には、「うつ病ってWHOが金稼ぎのために作った嘘の病気だからな」親には、「うつ病って嘘ついて帰ってきていつまでだらだらしてんだ」と言われる。どんな人間関係だよ。全員が嘘だと思っている。
同情されないのは全然苦じゃない。自分のダメな部分や嫌いな部分、たまらない部分と好きな部分と向き合うのは一人の時でいい。自分がうつ病だったと今言っている理由は、もう大丈夫だからだ。大丈夫じゃない時に他人に話を聞いてもらったとしても、ありきたりなことや、ド直球正論で受け止めきれないこととか言われて、逆に負の感情を助長してしまう。結局、自分が納得しないことには動くことができないのが自分という人間だから。だからと言って一人きりじゃなかった。まわりには、変に気を遣わない嘘のない人たちがいたから立ち直れている。気を遣っていないわけではないと思う。塩梅だ。0-100ではっきりしている人たちじゃなかったから心地よかった。
よく聞く「一人で悩まないで」という言葉は、他人に依存していいよという言葉じゃない。自分の今まで思ったことを言ったところでスッキリするわけがない。女じゃないんだから。
何が言いたいのかっていうと、国家資格みたいにプロフィールにうつ病とか書くなよってこと。うつ病なのになぜその客観視ができないのか。厳しいことを言うが、稚拙だと思う。というか、稚拙な人しか寄ってこないでしょ。思っていた内容と違うと思わせてしまったのなら甘ちゃんです。
おつかれさん。

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