「SIGNAL 10億分の1の自分の才能を見つけ出す方法」を読んで
Kindle Unlimitedで読んだこの本がかなり刺さった。
内容
・シグナルとは周囲からの、または自分自身への偏見・常識・慣習のこと
・悪いシグナルを断ち切り、良いシグナルを発することで未来が変わる
・タイトルには「10億分の1の自分の才能を見つけ出す方法」とあるが才能を見つけ出すためのワークとかがあるわけではない
感想
本当にざっくりまとめると必要なのは飛び抜けた才能ではなく、自分自身を信じてやり抜くことが大事。という話なのだが、この本を読んでいると「もしかしたら自分にもできちゃうのでは?」という気持ちにさせてくれる。
卑屈で自信がない人向け。
卑屈で自信がない自分は今周囲からどんなシグナルを受けているのか、自分自身へどんなシグナルを出しているのかを考えてみると視点が俯瞰的になる。
人材育成をする立場であれば、自分は相手にどんなシグナルを出しているか。相手を萎縮させる否定的なシグナルを出していないかはけっこう重要なのではないか。
「シグナル」という本固有の言い方だとなんとなく忌避感を覚える人もいるかもしれないが、結局のところ言葉ではっきり発信されないなんとなくの空気感や雰囲気を一言でまとめているのだと思った。
シグナルは自分から周囲へも出ているし、周囲からも出ているし、自分から自分自身へも出ている。
周りから否定的なシグナルを受けているからといってその通りに自分自身へ否定的なシグナルを出さないといけないわけではない。
他人からのシグナルは無責任で簡単に変わるので、否定的なシグナルを受けたからといって振り回されてもいいことはない。
もちろん努力は必要なのだが、努力するためには自分自身を疑うシグナルを出さないこと。
ジャンルで言うと自己啓発本だと思うが、スラスラ読み進められる文章だった。
(というか、自己啓発本って難しい言葉が使われているわけでもないのに読みづらい文章が多いイメージ)
漠然とした生きづらさを深掘りできるし、何かに挑戦してみようかという気分にさせてもらえた。