仙台という街の立ち位置(1)
みなさんは仙台と聞くとどんなイメージを持つだろうか。
仙台。杜の都。東北唯一の百万都市。政令指定都市。
それとも
牛タン?ずんだ?伊達政宗?サンドウィッチマン?
などなど県内外問わず、言わずと知れた街仙台
宮城県内の仙台市外出身者の筆者だが、
中学の頃より地元から電車で約1時間以上かけて仙台市内に通学していた経験から、仙台市周辺の地理やそこに住む人間のパーソナリティなど、仙台に関する知識にはある程度自信がある。
仙台の街が好きであるが故に、同時に仙台の将来のことも勝手に憂いてしまうのである。
ここでは将来的な展望も含めて、仙台が今後どういった発展を遂げて、変化していくのか筆者なりに考察していきたい。
※ここで言う仙台とは、仙台市のみならず周辺自治体を含めた仙台都市圏を指していることもここで断っておきたい。
まず、仙台について、人口の面から軽くまとめておきたい。
現在、仙台市の人口は約109万人であり、これは宮城県全体の人口のおよそ半分に相当する。
さらに、東北第2位の人口要する福島県の郡山市とはその数において3倍以上の差をつけている。
さらにさらに、仙台市を含む周辺の14市町村を入れた仙台都市圏でみるとその数約150万人になり、これは宮城県の人口の約7割に相当する数字である。
これはほとんど、宮城県=仙台都市圏と言ってもいいかも知れない。将来的に県内における仙台都市圏への人口の偏重はさらに大きくなるだろう。
現在日本では東京一極集中が問題視されているが、宮城県もとい東北地方ではまさに今、仙台への一極集中が起こっているのである。
仙台市の人口は現在に至るまで、主に宮城県内や他の東北5県から人を吸い寄せながら、増加傾向で推移してきている。
がしかし!
どうやらこの人口減少時代において、東北では圧倒的大都市の仙台といえどそのトレンドに逆らうことは難しそうである。
どこまで人口が減少するかの将来推計には、多少の変動があるのでここでは言及しない。
私が憂いているのは、この先の数十年において、仙台はその規模を縮小させながらも、その歴史、文化・アイデンティティといったソフトの面において仙台という街を残していけるのかについてである。
長くなりそうなので、本題はまた次回に持ち越しということにしたい。
今日はここまで‼︎ Seeya!! 🎨
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