【週刊消費者情報】美容医療トラブルの消費者情報
『きれいになりたい!』が暗転したらどうしますか?
今年2月に配信した『消費者情報』Web版は、美容医療トラブルに関する特集でした。
もうすでにご存じかもしれませんが、近年、美容医療における施術や契約に関するトラブルは増加傾向にあります。消費生活センターに寄せられる相談件数は2022年度は3706件でした。相談者は20代がもっとも多く、20代未満にも徐々に広がりつつあります。なかでも「脱毛エステ」等の美容に関する相談が多く見受けられます。
トラブルの原因には、不安をあおるなどの不適切な勧誘方法や高額な施術料の請求、施術による身体への危害などがあります。
トラブルの急増をうけ、11月に厚生労働省は美容医療業界に対し、年1回の安全管理に関する報告を求めることや、後遺症の対応等についての指針を作成する方針を示しました。
他方、美容医療業界の市場拡大に伴い、医学部卒業後、2年間の臨床研修を終えたばかりの新米医師が美容医療に参入する「直美」(直接美容医療界に進むこと)が、これまた急増しているという話です。
医師免許は当然あるでしょうが、なにより経験不足は否めないことでしょう。
さて「きれいになりたい!」と思っているあなた。その前にぜひ一度『消費者情報』Web版2024年2月配信号(No.507)をお読みください。
本文2ページ右下※1のURLには、主な相談先も載っています。
『消費者情報』Web版編集室
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