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Nikon Zfのモノクロの話
2024年末に購入したNikon Zf。
見た目や触った感じ、ファインダー(もちろん電子ファインダーなのだが、あまり映像を見ている感じはしない)も含めて、カメラで写真を撮る、という行為の楽しさを改めて感じている。
そんな楽しさを高めてくれる機能の一つが、手元のレバーを切り替えるだけで、すぐにモノクロ撮影モードにできること。
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ピクチャーコントロールを「モノクローム」に設定すれば同じことではあるんだけども、すてきな光だなって思った時に、カチッとレバーを操作するだけで手軽なので、よく使っている。
ついでに、モノクロの中でもバリエーションが用意されている。
通常の「モノクローム」の他に、「フラットモノクローム」と「ディープトーンモノクローム」で計3つ。
なんとなく名前がかっこいいので「ディープトーン」に設定して使っていた。
この前、家にあった赤いバラを各設定で撮ってみたら違いが大きくてびっくりしたよという、今回はそんな話です。
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まずは普通にカラーで撮ったバラ。一番外側の濃い赤というか紅色というかと、内側のピンク色の組み合わせがすてき。
いやーバラってきれい。
ちなみにレンズは50mmの単焦点。
ふと、これをモノクロで撮ったらどうなるんだろう、と思ってモードを切り替えてみた。
前述の通り、特別な意図なく「ディープトーン」に設定している。
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すると、赤色の違いが際立たなくなり、単色のバラを撮ったみたいになった。
あれーそうなのか。目で見た感じと違いが大きいなと思い、別のモノクロ設定も試してみることに。
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今度は、目で見たときやカラーで撮ったのと同じ印象に。外側の色が濃く、内側が淡く表現された。
ではでは、ってことで「フラット」も試してみる
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通常のモノクロームと違いが分かりにくいかもだが、コントラストが抑えられて、文字通り「フラット」な感じ。
通常のモノクロの方がパキッとドシっとくるように感じる。
これまでピクチャーコントロールをあえていじることはなかったのだけど(そもそもRAWで撮ってたら後から変えられるはず)、こんなに印象が変わるんだなあと思った。
なかでも「ディープトーン」は、けっこう特徴的。Nikon公式の説明によると
赤の感度が高く青の感度は低いという、特徴的な階調特性・感色性で、陰影感を高めながら青空は暗く、赤い花や唇は明るめに描写できます。
とのこと。
図らずも、このモードの特徴があらわれる赤い花を撮ったから、これほどの違いが出たんだなと(知ったうえで使えよ)。
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この赤いバラについては、フラットモノクローム版がすてきだなと思った。
もともとこのバラの外側と内側の色の違い・組み合わせが印象的だったのと、ちょっと通常のモノクロームは明暗差がキツい印象になるから。
ディープトーンがいいなってなる場面や被写体もあるはず。
そんなのが見つかったらまたご報告したいと思います。
文責:け