ゴーヤーと格闘する
ゴーヤーをどう食べるのか
初めてゴーヤーを食べたのは社会人になってからだ。スーパーで買ってきて、ネットで調べまくってゴーヤーチャンプルーを作った。苦かった。何度かチャレンジし、家族に喜んでもらえるようになった頃、ゴーヤーも畑に植えるようになった。
いつでも新鮮なゴーヤーが手に入るようになったのは喜ばしい。しかし、ゴーヤーは大きい。ゴーヤーチャンプルーだけでは消費できない。ネットやレシピ本を読み、あれこれ研究してきた。今の我が家の様子を記録しておく。
分量は一応4人分のつもり。ゴーヤーは自家製なので、スーパーで売っているものの2倍の大きさがあると考えてください。
とりあえず下茹で
苦みをとる方法はいろいろ試した。塩もみ、薄く切って水にさらすなど。
我が家にとってのちょうどよかったのは次の方法だ。
ゴーヤーを半分に切り、
種をとって半月に切る。
あまり薄くしなくていい。
ちょっと厚いほうがおいしい。
沸騰したお湯でさっとゆでる。
これで以下の料理を展開する。とりあえず下茹でしておいて冷蔵庫に保存しておくこともある。
一番好き…ゴーヤーの豚肉炒め
材料…ゴーヤー1本
豚肉こまぎれ…1パック
(少なくてもいい。ベーコンでも。)
しょうゆ、オイスターソース、油
作り方…中華鍋(かフライパン)を熱して
油をいれ、豚肉をいためる。
火が通ったら下茹でしたゴーヤーを
入れて炒める。
ゴーヤーに油がまわったら
しょうゆと
オイスターソースで味付け。
完成。
これだけだ。しょうゆとオイスターソースの分量は適当だけど、半々くらい。家族絶賛?のゴーヤー料理である。この料理のよいところはゴーヤーが大量に消費できること。豚肉の脂でゴーヤーをおいしく食べられる。
定番のゴーヤーチャンプルー
材料…ゴーヤー2分の1本
豆腐2分の1パック(硬めの木綿豆腐)
豚肉2分の1パック 卵2個
油、だしのもと、塩
作り方…油で一口大に切った豆腐をいため
とりだし、豚肉を炒める。
火が通ったら豆腐と下茹でした
ゴーヤーを入れる。
だしのもとと塩で味付けをして、
卵をといてまぜる。
家族はそれなりに喜ぶし、美味しいとは思うけれど、あまり作らない。なぜなら手間がかかる?から。こんな適当なレシピのくせに、と言われそうだけど、材料を揃えるところから面倒なのである。そもそも、完成した時のゴーヤー率が、豚肉炒めよりも低い。「2分の1」と書いてあるところを「1」にして作ると余ってしまう。ゴーヤーをたくさん食べたいので、それも作らない原因。
私だけが好き…ゴーヤーの黒砂糖煮
材料…ゴーヤー1本 黒砂糖は好きなだけ
作り方…下茹でしたゴーヤーに
黒砂糖をまぶして煮る。
くたくたになったら出来上がり。
もともとは白砂糖を使い、丁寧に煮詰めて上品なお菓子にしていた。フキの砂糖煮みたいな感じだ。自分としては満足な出来だった。
しかし、家族には受けなかった。最初は物珍しさで食べても「苦いよね」「野菜なのにおやつにするのは無理」となる。
私ひとりだけのお楽しみなので、きどって作ることもないし、黒砂糖のほうが沖縄らしいのでは? と黒砂糖(なければきび砂糖)で適当に煮る。
お茶請けにちょっと食べるのにいい。おいしいのになあ。
今は作らないゴーヤーのスムージー
*これだけは下茹でしない。下茹でする前のゴーヤーを冷凍保存しておく。
材料…冷凍ゴーヤー5分の1本分くらい
蜂蜜・ヨーグルト・牛乳を適量
作り方…全部をブレンダーで混ぜる。
ちょっとほろ苦いスムージー。冷凍ゴーヤーのおかげできんきんに冷たいスムージーになる。最初作った時は拍手喝采だったのだけど、そのうち「ちょっとだけ残ったゴーヤーの苦みが嫌」「冷たすぎてお腹を壊しそう」などなどの苦情が出てくるようになり、お蔵入りしてしまった。残念。