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35.自分の目標に集中できていますか?【FX専業トレーダーへの道】


FXを始めて早3年。


確かに実力は付いたし、取れる波動も増えてきた。


それなのに、未だ安定して勝てないのは何故だろう?


軍資金が足りないから?リアルタイムでチャートを見れる時間が限られているから?禁欲が続かないから?瞑想をサボってるから?恋人に振られたから?
仕事の人間関係がうまくいってないから?


残念ながらどれも不正解である。


何故なら、これらのような症状を抱えていながらも継続的に勝てている人は、実際にごまんと存在しているからである。


では、3年もFXを継続しつつも、未だに私のFXの成績が安定しないのは、一体何が原因なんだろうか?


先程のような症状を抱えつつも勝てているトレーダーたちと今現在の私は、一体どう違うのだろうか?


私に足りなかったものはただ一つ。


目標達成に直接働きかけるような行動が足りていなかった。


ただそれだけである。


ここから本題に入るが、まずあなたに一つ訊きたい。


あなたは毎日自分の目標に集中できていますか?


これは一見すると、目標を達成する人にとってはごく普通で当たり前のことのように思える。


しかし、現実において、本当の意味で毎日自分の目標に集中できている人はごく少数だろう。


私がこう言い切れるのには理由がある。


まず、ここで言う「目標に集中」とは「もはやその目標のことしか考えられない状態」のことを指す。


意図的にその目標のことしか考えないのではない。


どれだけ他の情報が入ってきても、どれだけ他の人間に邪魔されても、もはやその目標のことで頭がいっぱいで、とても他の事象について思考できる状態にないのである。


集中状態とは、本来意図的に作り出すものではない。


私たちがいつの間にか到達している境地そのものなのである。


少なくとも、私はこの3年間において、この境地に辿り着いたことは一度も無かっただろう。


何故そう言い切れるのか?


思い通りに上手く行っていない現状について、無意識のうちに言い訳ばかりして、肝心である目標達成に直結するような改善策を全く打ち出せていなかったからである。


「軍資金がもっとあればもっと楽に稼げるのになぁ。」


「会社でトラブルがなかったらもっと楽にトレードできるのになぁ。」


「◯◯さんが俺に気を遣わせたから俺が体調不良になって、結局トレードで負けちまったよ。マジで最悪。あの人さえいなければ。」


「俺より後にFX始めたやつが俺より稼いでるし。いや、そうは言ってもどうせすぐ負けるっしょ?簡単に勝てるようになるわけないじゃん。」


「会社の勤務時間的に、1日のうちにチャートが見れる時間が少ないんだよなぁ。もっとチャートが見れるようになったらきっと稼げるのに。」


「うちの両親あんま頭良くないし、俺もその遺伝子を受け継いでるんだよなぁ。だからFXで勝てるようになるのにも時間がかかるかもしれない。」


こういった思考に共通しているのは、「今の自分が抱えている問題を解決すること、言い換えると自分の目標を達成することに集中できていない」という部分である。


たらればを自分に言い聞かせること自体は別に構わないし、するなというつもりは毛頭ない。


しかし、それをしたとて自分の目標を達成するどころか目標に一ミリすら近づくことすらできないということを、まずは理解するべきだろう。


ここで重要なメッセージを一つ伝えたい。


私たちは常に、持っているカードで勝負するしかない。


ポーカーにおいても、配られたカードの種類は人によって違う。


カードが配られた時点でノーペアの人もいれば、既にフルハウスが揃っている人もいる。


ここで一つ言えることは、自分自身がノーペアならば、ノーペアなりの立ち回りをしていかなければならないということである。


ここでノーペアの現状にショックを受けて、その手を改善しようともせずに、フルハウスの相手にあっさり負けて、その相手に向かって「狡いぞクソ野郎!!」と暴言を吐いたり、胸ぐらを掴んで殴り倒したからといって、それで一体何が変わるのだろうか?


自分が相手に負けた。それだけが紛れもない事実である。


もしあなたの目標が、このポーカーにおいて一回でも勝つというものだったのならば、負けた後にまず考えなければいけないのは、


「何故負けたのか?」


「次はどのようにすれば勝つことができるのか?」


この点のみである。


この結論を、「自分の運が悪かった」「相手の運が良かった」「今日は下痢で調子が悪かった」「恋人と喧嘩中でゲームに集中できなかった」という自身への改善が不可能なもので締めくくってしまうと、結局現状の自分は何も改善せず終わってしまう。


確かにこのポーカーにおいて、自分の運が悪かったことや、相手の運が良かったことは間違いない。


だが、一見不可抗力だったものでさえも「自分の実力が無かったのではないのか?」「どうすれば改善することができるのか」という思考を繰り返すこと。


これこそが、持っているカードで勝負するということであり、自分の目標に集中することができているということである。




いかがだったでしょうか。


ちょっと今回まとまりが無かったので、とりあえずまとめてみます。


「私たちが目標を達成するためには、その目標達成に直結するような行動を日々取り続けるしかない。よって、運要素や人間関係の悪化などといった不可抗力を自分が勝負に負けた言い訳にしつづけていても、現状が改善することは絶対に無い。結局のところ、私たちは自分の持っているカードで戦うことしかできず、それらのカードの特徴を理解した上で、どのように立ち回るのかを考えることが、目標達成の最短距離となる。」


まあこんな感じですかね?


私、自分では凄い自責思考ができているように思えていても、実は無意識下で結構こういった症状に陥ってるんですよ。


現状の仕事に不満を持ったり、人間関係で少し上手くいかなかったりすると、FXの成績が安定しないことの責任を全部そこに押し付けようとするんです。


ただ実際は、成績が安定しないのは単に目標達成に直接働きかけるような行動が足りていなかっただけなんですよね。


シンプルに努力不足だったってだけです。


で、同時にこうも思うんです。


一流選手はこんな他責的な発想するのかな?って。


大谷翔平選手や三笘薫選手が「自分のプレーが上手くいかないのは運が悪かったからだ」って思うのかな?って。


多分、というか絶対こんな発想しないですよね。


いくら客観的に見て運のせいだったとしても、何処か改善する場所はないのかと、原因を必死に追求するはずです。


そうでもしないとあそこまでの境地には辿り着けないでしょう。


イチローの超人的なバッティングも、そういった思考の賜物だと思われます。


だって、普通あんなバッティング、たまたま出来たんだって思いません?


でも、あのような超人的なバッティングを、彼は大舞台で、大勝負で決めてきます。


運じゃないんです。身につけてるんです彼は。


で、何故彼らがこういう発想ができるのかというと、自分の持っているカードの中で勝負すること、目標を達成することに集中しているからだと思うんです。


ちゃんと今の自分の環境と睨めっこして、その範囲内でどうすれば目標を達成できるのかだけを考え続けているんだと思います。


だからこそ、仮に彼らが会社勤めをしていて、そこで人間関係のトラブルがあって成績が安定しなかったとしても、「そもそもこの会社を選んだのは自分自身である」ということを直視した上で、人間関係のトラブルを踏まえた上で、その中でどうすれば目標を達成することができるのかを考えるはずです。


要は、どのような理不尽に思えるようなことがあっても、それを言い訳にせず、現状の自分を使ってどうやったら目標を達成することができるのかのみを常に考えること。


これこそが、本当の意味で自分の目標に集中することなんだと思います。


ということで、今日はこの辺で。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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