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「半歩先の理由」2004年3月29日著書

今の時代、何でも豊富に選べる、手に入る、その手段や情報も溢れかえってます。とっても便利でよりよいモノが目まぐるしく速いスピードで
進化・発展していきます。
家電などテンポよく次々と新製品が出てきます、しかしよく考えてみると、それってチョコッとずつ変化させて新機能を小出しにし、買い換えの
サイクルを考えてのメーカーの戦略じゃん?
僕はその戦略の早さにはなかなか着いては行けません代替えを薦めるのも一つの商法なのでしょうが、小出しにした新機能をある程度まとめ一つの商品でちょっとその分高価になるかもしれないのだが、短期間に何回も買い換えるよりはイイ。
しかし、携帯電話なんかは新しい機種がでるとすぐに飛びついて、新型を持つことにステイタスを感じる・・・
それはよく分かりますが、使い慣れたボタン・機能・大きさ・とやっと慣れたと思いきやまた買い換え?また説明書と睨めっこが始まると思ったら気が重い、もちろん新機能や新装置には便利だったりして興味もあり嬉しい、
新しいモノにすることで何かをぬぐい去ろうとしているのだろうか?
何かこだわりや愛着が、段々と薄れてしまっているのだろうか?
「使い慣れたモノで丈夫で長持ち」と言うモノが好きだったり「新しい物も好き」という面もあったりします。ウ~ン・・・・・モノによりけりか?


そこで今何となく今、「自分仕様」とか、「自分のためだけの」とか、「only one」と言う所に老若男女問わず、着目されている。
更に、アンティークやレトロなどのブームは、現代の反動を感じます、
時代を超え歴史や使っている方のSTORYが有ります。
そうなってくると、愛着も湧くし自然に長く大切にもするでしょう。
たとえば、当社はバイクショップですので、いわゆる旧車や絶版車の
カスタムやレストアです。
そこで、そう言ったモノを手に入れるためにさらに希望した機能を取り入れ自分仕様のモノを、こだわって創りたい!!昔憧れていたモノを手に入れたい、また、自分の生まれた頃のモノと向き合い可愛がって何かを感じたい・・・
「そこで我々は直接そう言ったユーザーん達とふれあいカスタムして行き
新アイディア新製品が出来上がります。」
しかし残念ながら、この業界のソフトの面ではモラルや意地が無いのか?
儲かりゃ手段を選ばず、「売った者勝ち?」「儲けた者勝ち?」みたいな所が多々有り一部の企業は、町工場の発想や発案を「サクッ」持っていって行き、安値量産の手口だけは知っているので価格で勝負してくる汚い業界でもある。
一部の企業や割と名の通った会社も、盗むのではなくもっと研究し立派なモノを世の中に提供してくれたまえ!だらしないぞ!何人がかりで何も浮かばないのか?

当ショップではメーカーさんとの共存をめざし、ハードに対し僕らはソフトを開発するそこで相乗効果があればイイなぁーと考えます。
そこで、ずーっと先を考え色んなモノを網羅し、恒に常識内の非常識を模索し突拍子もない事を発案してしまったとしよう・・・?
その発表の時期を外したが為、受け入れてくれなかったり、興味をそそらなかったりタイミングしだいでそれきりになってしまってその分野が開けない開かないで通り過ぎてしまうこともあるだろう。
「作る・起こす・ぶち破る」僕は新ネタは尽きないのだが時代を引っ張る、流行りを見つける、追いかけることは、目的に向かってきちっとコンセプトと信念と企画力と・・・。
一番の根底を言ってしまえば「バイタリティー」に尽きるが・・・それは連係プレイやチームワークが必要です、単独ではなかなか難しい、遅いでしょう。

一歩までは行かず半歩先と言う将来を見ての進め方の理由は簡単、戦略の小出しとは違って、新発想、斬新さ、未開拓分野が多い為、入り口としてみんなに受け入れてもらいたい、理解してもらいたい、必要かどうか?次に繋がるかどうか?と言うところから受け入れてもらえる距離や範囲をあまり遠すぎない「半歩先」にしています。
しかし、僕の中では半歩のつもりが、世間では一歩先以上であったり、
的はずれだあったり様々です。
その半歩先のアイディアが、少しずつ受け入れられ、時を得て次第にはAutoMagic Styleとなって、のちに「定番」とも言われ認知されていく、
今までやってきた事がやっとムクわれる時でもあります。
しかし、そのスタイルの認知と同時に廻りがよく見るスタイルの定番と言われ始めると、真似されたりしてそこで定番作業を多少他店より綺麗に出来たとしても、時間の問題でどこでも専門業者を使えばその辺のレベルには近くなってしまう時代です。


便乗した商人は、ニーズに合わせ七変芸あの手この手で、いかにも当店だからこそ・・・!我が社の製品だからこそ・・・!と言って、クォリティーを合わせ、その先は価格争いと、能書きだけ・・最後の手は値引合戦かよ??もちろん、便利な小物など当ショップも利用してるモノもあります。
しかしカスタムのニーズは「ありきたりなスタイル」や「オリジナリティーが無い」それでは去っていってしまうモノです・・・・・
もうその時はすでに違った角度から色々なモノを捉える様に見てしまう、
考えてしまうのです僕にとって「次に行きなさい」と、もう一人の自分から指令が出るのです。
それが楽しかったっり、ワクワクしてきたりするのですが、
悔しいことも事実です。
オリジナリティーや発想力で勝負しようよ!!ってな感じです。
ハタから見りゃ、僕をただの独創好きな偏屈ヤロウかも?
しかし、アイディアやコストパフォーマンスを発揮し何かのpioneerになりたい、それが楽しいと思うし、次から次に湧いてくる。Automagicらしいへのこだわりとカスタムの原点でもある「自分仕様」「only one」「匠の世界」をご堪能していただきたいのです。 その半歩先の積み重ねで「ハヤリ」を導き「分野」を切り開く事に繋がっていると嬉しい限りです。

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