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小5~小6で心がけたい 学びを深め、心の成長をサポートするポイント

はじめに

この記事は、教室Webサイトの記事の簡略版です。フルバージョンは、次のページをご覧ください。

中学受験に向けて、小学校高学年(小5~小6)に心がけたいこと:学びを深め、心の成長をサポートする

リテラ「考える」国語の教室

小学校高学年(特に小5・小6)は、中学受験に向けて学びを深めると同時に、心の成長を支える大切な時期です。この時期の過ごし方は、受験結果だけでなくその後の成長にも影響を与えます。学習面と心のケアに分けて、家庭で心がけたいポイントをまとめました。

「自分を知る」力の重要性

「自分を知る」というのは意外なテーマかもしれません。しかし、受験期には、とても重要な課題となります。

自分の思考や理解度を知る

自分が今何をしているのか、どこがわからないのかなど、自分の思考や理解度を知ることは、受験本番を想定した応用問題に対応するために、必要不可欠です。

自分の心身の状態を知る

本番に強くなるためには、自分の心身の状態を知る必要もあります。自分の状態を正しく認識できないと、うっかりミスや読み飛ばしなど、意識の外でさまざまなミスが起こります。

受験期のサポートの方向性

自分を知るもうひとりの自分の視点は、思春期にかけて育まれていきます。子どもたちがありのままの自分を捉えることができるようになるためには、まずは周囲の大人たちがありのままの子どもたちを認めなければならず、それは受験期でも変わりありません。

そのため、受験期は、自分の思考や状態を「知る」ことに重点を置いたサポートが求められます。

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正しい解き方を身につける

受験期に伸び悩む原因の一つが、「問題の意図を捉えきれない」ことです。何を問われ、どう答えるのかがずれてしまうと、答えの方向性はあっているけれど正解にならないことが増えてしまいます。そのため、次のポイントを意識しましょう。

なお、これらは極めて基本的なことだと感じるかもしれません。しかし、テスト本番、時間制限や重圧の中でこれらの基本的なことを実行するのは、容易ではありません。普段から意識し、習慣化することが、大きな差を生みます。

設問文をじっくり読む

文章そのものはよく読めていても、聞かれていることが何か曖昧なまま、何となく答えを選んでしまう結果、回答の精度が落ちてしまうことがあります。「何を問われているのか」を理解する習慣をつけるましょう。

答えをイメージする練習をする

答えのイメージがないまま、とにかく文字数の合う語句を探したり、選択肢を選んでしまったりします。設問を読んだら、5秒間で自分なりの答えをイメージしてみましょう。この癖をつけることで、回答の精度が上がります。

図やメモを活用する

提示された条件やテーマ、また、回答のイメージを、図やメモを活用して整理しましょう。

お子さまの心と体を見守る

受験期のプレッシャーは、お子様の心身に影響を与えることがあります。また、思春期・反抗期が重なると、日々変化する家族との距離感と受験への焦燥感の中で、自分がコントロールできなくなってしまうことも少なくありません。次の点に注意し、お子様の心と体の健康を守りましょう。

自分の状態を知るサポートをする

子どもたちは、疲れや不安から、強い眠気や腹痛などが起こることがあります。「疲れてない?」「不安なことはない?」と優しく声をかけるだけでも、お子様が自分の状態を理解する手助けとなります。

無理をさせすぎない

受験期はどうしても勉強時間が増えがちですが、睡眠時間や運動不足は、体の不調を招きます。無理のないスケジュールを組み、ホームワークや課題が多すぎるようなら、親の権限でそれらを一部カットすることも視野に入れましょう。

安心できる環境をつくる

本番が近づくに連れ、周囲の友達や家族からも余裕がなくなっていきます。ほっとできる時間や、話し合える時間をつくることが、お子様の成長につながる受験につながります。

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受験後も続く成長を視野に入れる

受験後も、お子さまの成長は続き、より高く飛躍するチャンスも何度も訪れます。未来のための学びが、その成長を阻むものであってはなりません。本番が近づくと、周囲の雰囲気も緊張をはらんだものとなりますが、そんな時こそ、安心して自分でいられる環境をつくりましょう。

学校は通過点であり、その先にはより広い世界が広がっています。

書いた人

リテラ「考える」国語の教室


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