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『空想動物について』~見つけてごらん~リテラ探究学習研究レポート

空想の世界というものは、非常にユニークで豊かな生態系を持っています。この研究ではそこに生息している動物たちについて解説し、また新たな種を持ち込むことで生物多様性の保持に貢献します。

この研究をしたのは、新小学4年生のM・Nさんです。



■リテラの先生からのコメント

おそろしいメドューサから、ペガサスが生まれるなんて、おどろきです。
空想動物にまつわる物語にせまることで、今まで知らなかった発見がありましたね。
それから、「アンラーグ」!すてきな動物を考えましたね。
設定が深くて、氷山と炎の世界で、アンラーグが虹の橋を渡っているのが、目に浮かびます。
いつか、アンラーグの物語を教えてくださいね。

■テキスト資料

皆さんは自分で動物を考えて名付けたことはありますか?
私は一人で色々考えることが好きで、毎日30分は必ず空想しています。
これから皆さんに空想動物についてお話します。


私は小さい時から空想が好きでした。
小学校1年生の時にキャラクターを作るクラブに入っていてお楽しみ会でお芝居をしました。
図書室で動物の本を読んでいて動物も好きになりました 。
空想することと動物の好きが組み合わさって空想動物が好きになりました 。
そこで空想動物のことについて調べることにしました。


私は『そうぞうとげんそうの不思議な世界』という本を使って調べました。


これから三つの空想動物について紹介します。


一つ目はグリフィンです 。
グリフィンには、名前が3しゅるいあります。
1つ目は、グリフィンです。2つ目は、グリュポンです。3つ目は、グリュプスです。
グリフィンの体は、上半身がワシで、下半身はライオンです。
前足にするどいかぎつめがあり、犬のような耳をもっています。
いろんなもようや色があるものがあります。
グリフィンには、じゅうような役目が2つあります。
1つ目は、いろいろな神様の馬車の馬のかわりになる役目です。
2つ目は、よくに目がくらんだ人間をしょけいする役目です。
グリフィンは、馬をきらっています。
なぜなら、神様の馬車の役目を馬にうばわれたくなかったからです。
私はよくに目がくらんでグリフィンに処刑されないようにしたいと思いました 。


二つ目は、ポイニクスです。
ポイニクスは不死鳥とも呼ばれます 。
ポイニクスは、大きなおすの鳥です。
ポイニクスの体の色は、とてもいろいろな色のパターンがあります。
全体が赤みがかった金色だったかもしれないという せつや、ほかにもいろいろな せつがあります。
ポイニクスは、一万年以上生きるといわれています。
年をとったポイニクスは、かおりがする木にすを作って、それをはばたきでもやしたら、その中に自分からとびこんでいって、やけじにます。
ほのおがやむと、わかいポイニクスがその中からあらわれます。
私はポイニクスがポケモンのファイヤーに似ていると思いました 。
ファイヤーのマグマに浸かると回復するところが、ポイニクスに似ていると思いました。


三つ目は、ペガサスです。
ペガサスの名前は、ギリシャ語で「強い」を意味するそうです。
ペガサスは、金色のつばさをもっている白馬の見た目をしています。
ペガサスの父は、海の神ポセイドン。
母は、メデュウサです。
この二人の間に二人の子供が生まれます。
一人は、ペガサス、もう一人は、せん士クリュサオルです。
生まれたときは、メデュウサが、ペルセウスに首をはねられた時です。
そのときは、子供達はすっかり せいちょうしたすがたで、メデュウサから出てきました。
ペガサスはメデュウサの首をはねたペルセウスには目もくれず、空へまいあがり、九人の女神たちのところへとんでいきました。
そこで飲むと芸術センスがとんでもなく上がる泉を掘ったそうです。
私は その水があるなら飲んでみたいと思いました 。
そして たくさん絵を描いてみたいと思いました 。


調べてわかったことは どの空想動物も強くて空を飛べるということです。
もうひとつわかったことは、空想動物には心がないかもしれないということです。
なぜなら ペガサスは母であるメデューサが殺された時見向きもせずに飛び去ってしまったからです。
それでも、私はペガサスが一番かわいいと思います。


これは私が考えた空想動物で、名前は「アンラーグ」です。
アンラーグは30cmほどの亀で、天空島の氷山と火山のはざまにすんでいます。
色々な環境にたいせいがあるので、マグマの中でも氷山の上でも生きられます。
頭は青白く、尻尾は赤いです。
こうらは虹色で、足の外側が赤色で、内側が水色です。
メスは耳が少し赤く、オスは青いです。
頭は冷たくてとても固く、尻尾はあつくて柔らかく、どんな形にもなれます。
口から10色の虹の橋を出して渡ります。
食べものはシロクマやマンモスの血液です。
じゅみょうは一億年で、生まれた場所で凍死します。
死んだ肉体の骨が集まって卵になり生まれ変わります。
死んだときの体温が高いとメス、低いとオスになります。


私は空想動物が本当にいたのだと思います。
大昔に空想動物を見た人がいて、それを伝えてきたから 今も空想動物が信じられているのではないかと思います。
今見つかっていないのは、自分たちをめぐって争う人々がいると思って隠れてしまっているんだと思います。
だから私が空想動物を想像していきたいです。
これで発表を終わります。
聴いてくださって、ありがとうございました。

■参考文献

マイケル・ページ 著ほか. 想像と幻想の不思議な世界 : エンサイクロペディアファンタジア, 教育社, 1989.11. 4-315-51008-4, 10.11501/12654643. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002021563

■研究の振り返り

◇これはどのような作品ですか?
みんなに、空想動物について、興味を持ってほしかったから。         

◇どうしてこの作品をつくりたかったのですか?
空想が好きでそのことをみんなに話したかった。

作品づくりで楽しかったことは何ですか?
空想動物を、作ったこと。

作品づくりで難しかったことは何ですか?
想像と幻想のふしぎな世界を読解すること。

作品作りを通して学んだことは何ですか?
ものづくりは、時間がかかるということ。

◇次に活かしたいことや、気をつけたいことはありますか?
長すぎた。

この作品を読んでくれた人に一言
ありがとうございます。


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