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『忘却の旋律』第17話「天使でなくても持つ翼」まで観ましたー。【幸運河編】
はじめに
prime video for dアニメストアで『忘却の旋律』第17話まで観ましたー。今回は幸運河編です。子供たちの大量失踪事件がモンスターの仕業であると考えたボッカと小夜子が幸運河にやってくると、力尽きて倒れたスカイブルーに遭遇します。スカイブルーはメロスの戦士、遠音レクイエムの使徒たるアイバーマシンです。
いつも単独で戦うボッカですが、今回は鼠講谷編、猿人湾編で出会ったメロスの戦士たちが登場する章でした。小夜子の事情メインの話で、いろいろ考えさせられる回でした。記録していきたいと思います。
第15話~第17話のあらすじ
”生きる阿呆に死ぬ阿呆~、同じ阿呆なら生きなきゃ損々”
今回の敵、モンスターユニオンのエージェントはボッカの仲間である月ノ森小夜子の実兄です。彼は、幼いころから俊才で両親からも偏愛されたため、妹の小夜子に強い差別意識を持って育ちました。
賢い父と美しい母も兄ばかり可愛がり、兄より劣る小夜子は疎まれ、孤立し冷遇される家庭環境に耐えて生きてきました。それでも小夜子は両親と兄の幸福を願って慎ましく生活しますが、モンスターに唆された両親と兄が、小夜子の誕生日に彼女をモンスターの生贄として献上してしまいます。
両親らは、小夜子をモンスターの生贄に差し出す代わりに、兄がモンスターエージェントの一員になれる契約をモンスター側と交わしていました。
しかし、小夜子はメロスの戦士・黒船バラードに救出されます。小夜子の兄は、小夜子を捨ててモンスターエージェントになれたことで、自分が世界一幸運で優れた人間だと信じていますが、モンスターの組織内では信頼されていません。ボッカも「根拠のないエリート意識の持ち主」として嫌悪感を示します。
彼の使う兵器はラッキーさらぶれっどという巨大木馬で、自分と水上レースの競争をして勝ったら子供たちを解放すると約束します。
しかし、そのレースは予め自分が有利に運べるよう仕組まれたもので、そのうえ仮に負けそうになった場合は、捕らえてある子供たちを爆弾で吹き飛ばすという脅しをかけ、相手に勝負を降りさせる手法の戦いでした。
ボッカはアイバーマシンで勝負に臨み勝利しますが、彼は小夜子に危害を加える素振りを見せつつ、人質にして逃走します。果たして、ボッカは小夜子を助けることができるのでしょうか。
また、小夜子は家族との因縁に決着をつけることができるのでしょうか。
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感想
今回の幸運河編で、これまで飛べなかったボッカのアイバーマシンが飛べるようになりました。加えて、メロスの戦士であるボッカには常に”忘却の旋律”が見えているため小夜子とキスができず、そのためお互い想い合ってるものの、仲間以上に親しくなることができませんでした。
しかし、ボッカが精神的に成長したことでそれらの問題が解決し、何だかカタルシスを感じました。人類をモンスターの支配から解放するために戦っているボッカですが、好きな女性を守りたいという男性の普遍的な願いを目的にしたほうが、より戦士としての力を発揮できるという思想が表現されているように感じました。
次回も楽しみです!ここまでお読みいただきありがとうございました。