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わたしの救助ロープ

私は身体が弱い。
小さい頃から体調を崩すことはしょっちゅうで、小学4年生からは病名がはっきりしない悪心と不安感とかれこれ10年以上の付き合いだ。

中学生までは、学校の先生に理不尽なことや心無いことを言われ、そのたびに傷つき思い悩むことが多かった。

高校生からは、理解ある大人と出会い、この身体の事情を含めて「自分」を肯定してくれたようで、塵ほどもなかった自己肯定感に少し厚みがでたようだった。

しかし今日、久々に人前で泣いてしまうほど傷つく言葉を言われた。もちろん私に非があったが、他のことにまで当てはめて批判してこないでほしい。まして、私という人格を否定するようなことを言われたときには言い返してやりたくなった。


でも、言い返さなかった。
私が年下で、立場も下で、言っても簡単には理解されない事情をもっているから。
頭の中では、漫画のようにスラスラと反論している自分がいるのに、現実の自分のなんとみじめなことか。

今回のことで、スカッとした終わりはないけれど、ある先生が言ってくれた、
「具合が悪くなってしまうこともあなたの『個性』だから」
という言葉を思い出して。

重く暗い心のどん底からすくいあげてくれる「何か」があると、きっといい。

あなたが、どん底にいる時に助けられた「何か」はなんですか?



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