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いけばな歳時記 サクラ
サクラは北半球に広く分布していますがふつうは実のサクランボを採るために栽培改良されてきました。花見目当ての日本のサクラは、花付きが多く華やかで、開花を思いきり使って沸き立つ春を演出するのに向いています。
ウメ・モモとの区別は花柄の長いこと・花びらの形がハート形などで見分けます。春を告げる花木は人の心を騒がせる力を持っています。年を重ね命について考えることが多くなればなおさらです。
サクラの枝は矯めやすく開花までは散りにくいので、思い切った矯めで形を作ることもできます。上のサクラは花葉が同時に出てくるタイプです。
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上右 サクラ(ソメイヨシノ)一種 盛花 花器 横線黒釉楕円水盤 大津寄花堂 京都
ソメイヨシノは現在日本のサクラの代表品種ですが、広まったのは明治以降、学校の庭などに植えられて、4月入学式の思い出と重ねられました。
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上右 サクラ一種 盛花 花器 瑠璃釉足付花器 広瀬典丈作 水無方藍窯
上左作は、大鉢に枝を組み合わせて花留め無しで立て、最後にツバキを差し込んで完成しています。上右作は再上作同様花葉が同時に出ます。
下は2015年3月19日 動画いけな講座 自然調の基本とその作例動画です。