いけばな歳時記 サザンカ
サザンカはツバキの仲間の常緑広葉樹。ツバキより開花が早く晩秋~冬に赤~ピンク~白の花を咲かせます。日本では花ごと落ちるツバキに対して、花びらで散っていくサザンカを区別しますが、カンツバキのようにツバキの名を持つサザンカもあります。→ツバキ
いけばなではツバキの葉は思いきりカットすることが多いのに対して、葉の小さいサザンカはツバキより少し葉を残す処理が一般的です。
上作例は、右は枝だけ、左は花葉で組み、左右を切り分けた対比構成。
上左 上作同様、アーチ状に花器に噛ませたサザンカの枝オブジェに、花葉を配した一種いけ・デザイン演習の教室見本花。→広瀬テキスト75・51p
上右 熱田神宮月例献花の一作。鉄板オブジェに空けた穴にサザンカ・ハボタンを差し込んでいます。→広瀬テキスト99p
上左 サザンカ・ハボタンによる自然調自由花。→広瀬テキスト45p
上右 白のサザンカを左右に展開、紅を上に展開した複合的構成。→広瀬テキスト50p
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