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いけばな歳時記 キブシ

 キブシは、東南アジアに分布する落葉低木早春淡黄緑小花房状につけます。ヌルデフシの代わりにお歯黒に使われたのが名の由来。小花が付け根から長く並び咲くところがフジと似ているとして、キフジとも呼ばれますが、フジとは違い、ツル状でなく、矯めも利きません。
 上作は、 ラナンキュラスと合わせ、花材バネ(ワイヤ留め)で曲げています。→広瀬テキスト66p

     上左 キブシ・スカシユリ 白マット釉丸花瓶
         上右 キブシ・キズイセン・クッカバラ 焼き締め 花器(常滑) 

 上左 キブシスカシユリ自然調・横添え木留め→広瀬テキスト40p
 上右 キブシスイセンクッカバラによるデザイン演習的構成

     上左 キブシ・スカシユリ 白マット釉丸花瓶        
 上右 キブシ・キズイセン・クッカバラ 焼き締め 花器(常滑) 

 上左 キブシネコヤナギレンギョウによる矯めの技法見本作。→広瀬テキスト9p
 上右 ラナンキュラスフリージアと合わせ、花材バネ(ワイヤ留め)で曲げています。→広瀬テキスト66p

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