![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144244353/rectangle_large_type_2_5f572fba8baf698077eab7fe373781b5.jpeg?width=1200)
いけばな歳時記 ヤマボウシ
ヤマボウシは東アジアに分布するミズキ属の広葉樹。初夏、近縁のハナミズキ同様、白・ピンクの苞葉(花を囲む葉)をつけます。①ヤマボウシ②ハナミズキの違いは、1.開花時期①が初夏②は中春・2.葉の出①が花より前②は花が先・3.苞葉の形①は先が尖り②は凹むか丸い、などです。
秋には赤い実、紅葉も黄・ピンク~赤~紫と多色に染まりきれいです。
上作は、ヤマボウシ一種いけ→広瀬テキスト75p
![](https://assets.st-note.com/img/1718520413729-Z4eJy4kbAj.jpg?width=1200)
上右 ヤマボウシ一種 黒化粧ガラス釉花器(常滑)
上左 ヤマボウシ一種いけ横長の展開→広瀬テキスト75・53p
上右 ヤマボウシ一種いけ→広瀬テキスト75p
香具山を北面し拝む持統帝の歌「春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣ほしたり 天の香具山」山一面に咲き並ぶヤマボウシを歌ったというのが私の理解。帝が南面国見し、民が雨季の山に大事な衣を干しに行く行事を歌ったとの解釈が、いつ頃生まれたのかは興味深いですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1718520512905-jOXvKivbiK.jpg?width=1200)
上右 ヤマボウシ・アジサイ 焼き締め足付花器(常滑)
上左 ヤマボウシ・アジサイ マッス構成→広瀬テキスト57p
上左 ヤマボウシ・アジサイ 横長・マッス→広瀬テキスト53・57p