いけばな歳時記　イタドリ

　イタドリは東アジアに自生する、ギシギシ・スイバと近縁のタデの仲間。スカンポは土地によってイタドリ・スイバ、どちらも指すようです。クズ同様、欧米では侵略的外来種として駆除の対象。夏～秋、枝上に淡緑がかった白～赤みを帯びた小さな花が集まって咲きます。
　いけばなで使うときには、パラパラと散っていく花の管理が必須です。
　上作はアンスリウムと組んでいます。

　　　　　　　　　　　　　　　 上左　ノバラ・イタドリ 　黒釉花器(広瀨典丈作)
　　　　　　　　　　　　　　　　　    上右　ノバラ・イタドリ 　黄マット釉花器(広瀨典丈作)

　上左　セイタカアワダチソウとイタドリを左右に合わせた横長・同系色彩対比。→広瀬テキスト53・59p
　上右　2005年愛万知博(愛地球博)国連館応接間の迎え花。バランス・ヤジロベー→広瀬テキスト63p

　　　　　　　上左　イタドリ・ワレモコウ・リンドウ・モンステラ　黒マット釉足付花器(常滑) 
   上右　イタドリ・クルクマ・センニチコウ　瑠璃釉花器(広瀨典丈作)

　上左　セイタカアワダチソウとイタドリを左右に合わせた横長・同系色彩対比。→広瀬テキスト53・59p
　上右　イタドリを挟んで、右上にクルクマ・左下にセンニチコウ、類似色で形・質感の違う二つを対比させました。→広瀬テキスト59p

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